船戸与一と叛史のクロニクル

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  • サイズ B6判/ページ数 252p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784787291202
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

出版社内容情報

正史に叛史を対置し、帝国主義の略奪と虐殺の現代史を白日のもとにさらす作家・船戸与一。『非合法員』から『砂のクロニクル』までの思想と作品を、ノンフィクション作品や劇画『ゴルゴ13』の原作、学生時代の文章にさかのぼって読み解く。

1 『非合法員』の衝撃
2 豊浦志朗の方へ
3 漫画原作者・外浦吾朗
4 原田建司の原風景
5 船戸与一とその時代
6 ダシール・ハメットとの出会い
7 短編集『祖国よ友よ』のキャラクター
8 『群狼の島』と『夜のオデッセイア』の明るさ
9 『蛮賊ども』と『血と夢』の複数の話者
10 〈叛ラテンアメリカ史〉としての南米三部作――『山猫の夏』『神話の果て』『伝説なき地』
11 『猛き箱舟』の愛と復讐
12 『炎 流れる彼方』のファミリー・ロマンス
13 沸騰点としての『砂のクロニクル』

あとがき

内容説明

正史に叛史を対置し、帝国主義の略奪と虐殺の現代史を白日のもとに晒す船戸与一―その思想と作品を読み解く。

目次

1 『非合法員』の衝撃
2 豊浦志朗の方へ
3 漫画原作者・外浦吾朗
4 原田建司の原風景
5 船戸与一とその時代
6 ダシール・ハメットとの出会い
7 短編集『祖国よ友よ』のキャラクター
8 『群狼の島』と『夜のオデッセイア』の明るさ
9 『蛮賊ども』と『血と夢』の複数の話者
10 「叛ラテンアメリカ史」としての南米三部作―『山猫の夏』『神話の果て』『伝説なき地』
11 『猛き箱舟』の愛と復讐
12 『炎 流れる彼方』のファミリー・ロマンス
13 沸騰点としての『砂のクロニクル』

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Katsuto Yoshinaga

5
「非合法員」から「砂のクロニクル」までを読み解く船戸与一評論。私が『痺れる台詞』と感じたところが取り上げられていて、ニヤリとさせられるとともに感動が蘇る。それぞれの作品の背景(国際情勢や勢力図、民族図etc.)も解説してあり、作品理解の一助となる。大船戸ファンはぜひ手に取ってほしい一冊だが、本書で論じられている作品を読んでいないと、さして面白くないかも…2019/05/06

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