思文閣史学叢書<br> 日本中世の王権と権威

思文閣史学叢書
日本中世の王権と権威

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  • サイズ A5判/ページ数 381,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784784207817
  • NDC分類 210.4
  • Cコード C3021

出版社内容情報

内容紹介
更なる研究の活発化が予想される中世天皇制研究の展開。
中世前期から室町時代にかけての、天皇制と公家政権にま
つわる社会思想、民衆意識、身分制等を祭祀・説話・浄穢
観・殺生等の鋭い切り口で分析した意義深い論文集であ
る。

目次

序論 中世天皇制と収載論文をめぐって
1 天皇制と観念的権威(中世における天皇の呪術的権威とは何か;四角四堺祭の場に生きた人々;抜頭の舞;衛門府とケガレのキヨメ;ケガレ観と鎌倉幕府;中世国家と領域観)
2 南北朝動乱と社会思想(南北朝動乱期の社会と思想;南北朝の内乱と変革;寺社縁起の世界からみた東国;中世後期の雑芸者と狩猟民―「善知鳥」にみる西国と東国)
3 室町幕府と王権(室町幕府と武家執奏;応永初期における王朝勢力の動向―伝奏を中心として;義持政権をめぐって―禅秀の乱前後における中央政局の一側面;伝奏と天皇―嘉吉の乱後における室町幕府と王朝権力について)