内容説明
短歌や俳句に較べ、現代詩は詩型をもっていない。その自覚に立たざるをえない無惨さ。そこが「いま詩がはじまる場所のように思える」と著者はいう。モダニズムを通って「新体詩抄」へ、さらに江戸から王朝へとさかのぼり、詩もまた万葉以来の詩歌の流れに立っていることを実感した詩人が、詩の未来に思いをひそめ、あえて「辻詩集」と名のった諧謔をこめ風雅をこらした実験作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かふ
16
俳諧のような句会を仲間うちでゲームのように本気で遊びながら詩人たちが集まって出来た詩集。一応季節に沿ってその季題の中で仲間との関係性を詠んだ詩。言葉遊びのようだがそこに現実への諧謔性を秘めている。「辻󠄀詩集」というのは 、戦時に戦争を鼓舞するために作られた詩集なのである。その批判も含んでいるのだ。自由詩の中に俳諧的要素を取り込みながらどこまで言葉遊びを楽しめるかというような。はなはだ内輪ネタの詩集だが、本人の名前を冠した詩集だけに真剣さの中に遊び心がある。2025/09/23
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2
朔太郎は「前橋のキートン」らしい。2020/06/07




