Truth in fantasy<br> 吟遊詩人

Truth in fantasy
吟遊詩人

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  • サイズ A5判/ページ数 279p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784775305041
  • NDC分類 902.04
  • Cコード C0022

内容説明

後世に形作られたイメージのなかの吟遊詩人たち。詩人・歌い手・語り部・芸人・王侯・騎士・魔術師…そして、スパイ。彼らの本当の姿は一体どんなものだったのでしょう?実在したトルバドゥール、ミンネジンガーたちを紹介していきながら、謎に包まれた吟遊詩人の真実に迫ります。

目次

第1章 歴史のなかの吟遊詩人
第2章 トルバドゥールの世界
第3章 トルバドゥール列伝
第4章 ミンネジンガーの世界
第5章 ミンネジンガー列伝
第6章 吟遊詩人とは

著者等紹介

上尾信也[アガリオシンヤ]
1961年生まれ。国際基督教大学大学院修了、学術博士。桐朋学園芸術短期大学教授。西洋史と音楽学を専攻し、中近世の芸人や楽師、戦争と音楽、祝祭といった時代を超え他分野にまたがるテーマを扱う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

びっぐすとん

18
図書館本。TRUTH IN FANTASYシリーズ。吟遊詩人なんてゲームの中の職業くらいしか馴染みがない。普段「吟遊詩人」と一括りにしているものが、実は「作詞作曲家」「歌手(芸人一般)」「お抱えの歌手(芸人)」と別れていたことを初めて知った。イスラムから楽器が伝わるまでキリスト教世界は音楽が廃れていたとは驚き。芸人が下賤民と扱われるのは歌舞伎役者が河原者といわれたのと同じ。物語だけでなく政治や社会情勢を伝える役目も担っていた。十字軍の遠征まで行っていたとは。どんな旋律で歌っていたのか気になる。2021/04/03

ピンガペンギン

3
西洋史と音楽学の教授が執筆したしっかりした内容。トルバドゥールに関心があって読んでみた。当時の南仏は北フランスより豊かでイスラム世界等経由でギリシャ・ローマ文化、文物が入ってきたし気質は地中海的開放的だったという。そこで宮廷歌人として活躍したトルバドゥール。その後北フランスに影響してトルヴェールが生まれた。私が好きなギョームドマショーはトルヴェールだったんだとわかった。西洋中世史に興味がある人にはすごく楽しい本ではないか。 2021/12/29

風太郎

2
吟遊詩人の輪郭を捉えたい。そう思って検索してきたところ、出てきた本です。まさに直球的な表題ですが、吟遊詩人の起こりを中世ヨーロッパの歴史と絡め、分かりやすくまとめられてあります。あと、有名な吟遊詩人の列伝が載せられてあります。この本を読むまで、吟遊詩人はひとくくりで考えていましたが、実は多岐に渡っていたことがわかり、新鮮に感じました。2017/07/18

あきら

1
かなり良い本。ゲームのシナリオ製作に役立つなあと思ったら、ゲームとかの元ネタをちゃんと教えてくれる本なんですね。下手にアニメ絵っぽくなかったのがちょっと嬉しいです。2014/08/24

simaumatai

0
ロマンティック!吟遊詩人ってなんてロマンティック!2014/12/01

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