内容説明
アトランティス、ムー、そして今は遺跡を残すのみの、伝説の古代都市群。高度な文明を発達させた超古代文明は、なぜ歴史の闇に消えていってしまったのか?本書は、これまでに解明された超古代文明の謎と、独自の解釈により発展していった、オカルトとしての超古代文明、その両面を解説する。
目次
序章 超古代文明ロマンへの招待
第1章 アトランティス伝説(アトランティス伝説の歴史;アトラントロジーの問題 ほか)
第2章 失われたムー大陸(ナアカル文書の発見;現代に蘇るムー大陸―与那国島海底遺跡 ほか)
第3章 オーパーツ(オーパーツとは何か?;水晶ドクロ ほか)
第4章 世界の古代文明(環境と文明;メソポタミアの夢 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおかみ
9
オカルティックなイメージが強い超古代文明だが、もちろん学術的な研究も進んでいる。本書は、先人がどのように侃々諤々の議論をしてきたのか、アトランティスやムーだけでなく諸地域の文明についても幅広く紹介する。ただし分量に偏りがあり、4割程度はアトランティスの記述なのだが、それもまた歴史学が西洋を中心に展開してきたことの証だろう。歴史のダイナミズム、そして超古代文明の夢とロマンを実感できる良書。2011/10/05
スプリント
4
世に知られている超古代文明をほぼ網羅していますがアフリカ大陸についてはスルーされておりそこが物足りなさを感じました。2015/03/28
kazuyasi
1
オカルティックな本かと思えば、どちらかというと「オカルティックな題材をニュートラルに列挙する」という本でした。題名的にも「古代文明」の方が通りが良いと想います。 前半はほぼアトランティスについてのお話、後半はアトランティス以外の古代文明についての歴史が中心です。 「超古代文明」とあるのでオーパーツは外せなかったのかもしれませんが、正直蛇足に感じました。 歴史読み物としては非常に読みやすくまとまっていて面白かったです。2015/06/15