内容説明
山の楽しみ方は人それぞれであろうが、登山者の多くは山で自然と向き合う喜びをよく心得ているにちがいない。山で自然に接すれば接するほど、知らず知らずのうちに自然を見る目の基礎が養われてくるものだ。本書は、そうした経験をもつ登山者はもちろん、自然一般に興味を持っている人たちに、山の自然を観る様々なセンスに触れ、自然のおもしろさをより深く知ってもらうことを目的としている。
目次
北海道の山(孤高の火山島―利尻岳;裂け目に噴出したマグマ―羅臼岳;古い火山の風格―斜里岳 ほか)
東北の山(成層火山と大規模雪崩―岩木山;裸地化と自然保護―八甲田山;オオシラビソの樹海―八幡平・岩手山 ほか)
関東・甲信越の山(景観が示す火山の歴史―那須岳;豪雪に削られた岩壁―魚沼駒ヶ岳;雪深き秘境の山―平ヶ岳 ほか)
著者等紹介
清水長正[シミズチョウセイ]
防災地形コンサルタント。1954年東京都生まれ。1977年駒沢大学文学部地理学科卒。1989年明治大学大学院博士後期課程単位取得。駒沢大学・立教大学非常勤講師。地形学が専門
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