このヒジョーシキが日本を滅ぼす

稲垣 武【著】

恒文社２１（2004/01発売）

• サイズ B6判／ページ数 245p／高さ 20cm
• 商品コード 9784770411099
• NDC分類 304
• Cコード C0095

内容説明

国も官も会社も個人も二度と負けないための実例集。「第二の敗戦」を繰り返さないために。

目次

第１章　意思決定の遅れとリーダーシップの欠如
第２章　既得権に阻まれ有効適切な戦略が取れぬ愚
第３章　パラダイムが変換しても従来型を死守
第４章　先入観に支配され情勢判断を誤る
第５章　横並び思想が生む競争否定の害悪
第６章　都合の悪い情報は忌避し判断を誤る
第７章　「言霊」に振り回されて
第８章　指導層に欠けていた科学的思考

著者等紹介

稲垣武［イナガキタケシ］
１９３４年、埼玉県生まれ。京都大学文学部西洋史学科卒業後、６０年に朝日新聞社入社。その後週刊朝日副編集長、調査研究室主任研究員等を経て、平成元年退社。現在フリージャーナリストとして活躍中。『「悪魔祓い」の戦後史―進歩的文化人の言論と責任』で第３回山本七平賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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[ネコ虎]

積読本解消のため２０年前の本を読む。ひどい中身だが面白い。というのも、左翼や役所批判を偉そうに書いているのだが、当時はこういう言論を保守派は喜んでいたんだと思う。 そこでは新自由主義や構造改革、規制緩和、緊縮財政等が評価されているが、今となってはみんな間違いだと分かってしまった。時代を超えて評価が継続する本の書き手はなかなかいないと分かって面白かった。ただ、日本の陸海軍の批判は今でも通用するものが多かった。

2024/02/02