内容説明
B29遊撃用に地上から電波で誘導させたロケット弾奮龍。重量二・九トンの特大成形炸薬爆弾桜弾。そして、対ソ戦用の自動経路記録機を搭載した伐開車など、日本陸海軍が極秘に設計・詩作した秘密兵器の全て。大戦末期、画期的な技術と着想で起死回生の決戦兵器に賭けた技術者たちの努力と成果。写真・図版多数。
目次
第1章 はるかなる太平洋
第2章 酷寒の大陸戦線
第3章 たちおくれた雷波兵器
第4章 燃ゆる大空
第5章 ドイツより愛をこめて
第6章 ああ特攻
第7章 科学戦に挑む
著者等紹介
木俣滋郎[キマタジロウ]
昭和5年、浜松市に生まれる。一橋大学経済学部卒業。工学院大学付属高等学校教諭。教鞭をとる傍ら、戦史・兵器の研究に勤しむ。平成10年、退職
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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zunbe
1
「幻の秘密兵器」と「幻の」が付いているが、実際に実践配備された機材も多く紹介されている。この書籍のタイトルで言う「幻の」は、実戦配備したけれど「兵器としての活躍が幻だった」兵器という事なのだろう。日本の兵器開発では、着想と実現が海外の技術に依存している部分が多いが、91式徹甲弾や、93式酸素魚雷など、日本独自の着想や研究の成果による高性能兵器も多数ある。この書籍では取り上げられていないが、戦艦大和で実用化されたバルバス・バウなどもある。現代を生きる我々も、見習わなければならない改めて感じた。2014/12/24
mj
0
サブタイトルとは異なり、戦前・戦後、欧米との絶望的な劣位に置かされていた日本の姿が兵器開発を通して浮き彫りにされています。この意味で「先駆的」というのは日本国内に限られるようです。しかし、だからこそあのタイミングで日米開戦に踏み切ったのは英断だったと言えるのかもしれません。2015/06/20
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