内容説明
日米の激突を辿るドキュメント昭和史6。ソロモンの航空消耗戦で疲弊した日本軍を圧倒し、ラバウルを孤立させ、その矛先を中部太平洋トラックに向けた米軍。ガダルカナル島撤退後のソロモン諸海戦と落日のときを迎えた“栄光のラバウル航空隊”―制空・制海権なき島嶼戦の死闘を秘蔵写真で見る実録・日米戦争。
目次
ソロモン/ニューギニア作戦2(トラック泊地の艦艇群;勇壮なる空母群;〈ソロモンの戦い〉クラ湾夜戦;コロンバンガラ島沖夜戦 ほか)
マーシャル/ギルバート作戦(航空巡洋艦最上の誕生;南洋群島泊地の艦艇群;学徒出陣;艦艇群“危機一髪”;マキン島奇襲作戦 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
金吾
18
日米の戦力の隔たりが増してきている印象を受けます。戦況を考えれば当然かも知れませんが離島の戦いでの日本側の写真はほとんどありません。Z作戦関連の話は海軍の問題点を浮き彫りにしているように感じました。2021/03/12
カシュウ
1
本巻ではソロモン諸島の激戦からトラック空襲、米軍のマーシャル諸島来寇までを描きます。前巻までに大日本帝国は連合軍に対して様々な限界が露呈しましたが、本巻で連合軍の本格的な反撃が始まり、あらゆる面で圧倒され、すべてが後手に回り、勝利は失われ、敗北以外にあり得ない状況へと陥ったように見えます。しかも、それらは連合軍の優秀さに起因するものだけではなく、日本軍が自ら敗北を招いたようにさえ感じられた所も少なくありませんでした。2021/02/28
まるどぅく
1
米軍の反攻が本格化。日本は戦力を消耗し次々と拠点を奪われていく。 写真も日本は撮ったものではなく、アメリカが撮ったものが多くなっていく。2016/06/22