光人社NF文庫
悪魔的作戦参謀辻政信―稀代の風雲児の罪と罰 (新装版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 398p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784769820291
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

内容説明

機略縦横、勇猛果敢、奇襲戦法を得意とした風雲児―狐のように狡知で、また狼のように獰猛な独断専行型の恐るべきマキャベリスト。一作戦参謀の身でありながら、なぜ彼は重要作戦に重用されて絶大な権力をふるうことができたのか。日本の死命を制したいくたの作戦計画を立案し、作戦指導を行なった男の生涯。

目次

奇襲電撃作戦
機略縦横
最前線の一匹狼
英軍最後の部隊
真の勝利
悪魔の仕業
東條と辻と
功名に走る男
奇怪なる事実
杜撰なる敵情判断〔ほか〕

著者等紹介

生出寿[オイデヒサシ]
大正15年3月、栃木県に生まれる。海軍兵学校74期。海軍少尉。東京大学文学部仏文科卒。平成18年12月歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

aya

3
仮にですよ、仮に彼の取った作戦行動がことごとく成功していたら、彼は英雄としてたたえられていたのではないか、という想像をしました。軍紀違反も、革命的だと称賛されていたのではないか、と。同情をするつもりはありませんし、戦争という人の命のかかった営みで軽々しく口にすることはできませんが、ただ「挑戦して失敗しただけの人」という印象が強く残りました。僕は危険分子ですか。2014/08/22

雲居雁乃

1
この男のやったことはとんでもないし、御身大事で「責任なにそれ 美味しいの」を作為的でなく無意識にやってしまうある種の精神疾患かと も思えるが、驚異的な悪運の強さがあっても「我意強く、小才に長じ、いわゆるこすき男にして国家の大を為すに足らざる」人物が浮かんでくる素地が陸軍内に満ちていたのが何よりの不幸。しかも戦後にもまた復帰するというのが…ノモンハンの一件だけでも大問題だろうに誰か石持て投げる人はいなかったんだろうか。2013/01/21

meimei666

1
ムッチーと並んで、一部で大人気の辻ーんの人物評。人格にも実績にも度肝を抜かれた。ただ、著者の筆致なのか、大人物過ぎるのか、君子豹変しすぎてワケワカメ。「旧軍のダメなところを厳選して抽出しました(・∀・)」コイツ、大本営に潜入した破壊分子なんじゃね?といった趣。あと、夜襲、白兵万歳山岳兵ちょうつおい。この本の難点は、壮絶すぎて旧軍がダメなのか、辻ーんがダメなのか不明瞭。ちなみに辻ーんは戦後色々あって、自民党から国会に。文民統制する側になりましたとさ。あと、不毛地帯の人も出てきてます2012/03/13

しんさん

0
関連本を何冊か読もうと思っていたが、一冊でお腹いっぱい。酷い。2018/10/10

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