出版社内容情報
《内容》 2001年11月日本で開催された国際シンポジウムの研究成果をまとめる。糖質の摂取と健康に関する最新の研究を、グリセミックインデックスを含め総括し、これらの健康への寄与を論じる。
《目次》
第1編・糖質と健康(糖の甘さとおいしさの脳機能 糖質と体重調節 短期満腹感と摂取量に及ぼす糖質の影響ほか全13章) 第2編・医学的、栄養学的見地からの糖質に関する調査研究(6論文)
内容説明
ILSI JAPANは創立20周年記念シンポジウムとして、2001年11月に国際連合大学の国際会議場において国際シンポジウム「糖質と健康(Glycemic Carbohydrate and Health)」を開催致した。国内外の学会、産業界の研究者はもとより、政府機関の方々も参加。糖質の摂取と健康に関する最新の科学研究の進歩を総括しつつ、食を介した糖質がいかにして健康に寄与していくことができるのかについて討論。2編構成となっており、第1編はNutrition Reviews Vol.61, May 23 Number5(Part 2)に掲載された本シンポジウムのプロシーディングスの翻訳、第2編は「医学的・栄養学的な見地からの砂糖に関する調査研究」報告書(一部)となっている。
目次
第1編 糖質と健康(糖質と健康―シンポジウムの背景と概要;糖の甘さとおいしさの脳機構;糖質(Glycemic Carbohydrate)と体重調節
短期満腹感と摂食量に及ぼす糖質(Glycemic Carbohydrate)の影響
高砂(ショ)糖食の体重、血中中性脂肪とストレス耐性に及ぼす影響 ほか)
第2編 医学的・栄養学的な見地からの砂糖に関する調査研究(糖の腸管吸収に及ぼす神経因子の18F‐FDG/PETによる解析―甘味は腸管からの糖の吸収を促進するか;砂糖溶液の甘味刺激が脳血液動態に及ぼす影響―特に溶液中炭酸ガスの影響;ショ糖の吸収を遅くするための技術;免疫パラメータを低下させる拘束ストレスに対する砂糖の影響;健常者における異なる糖質の血糖・インスリン・中性脂肪の反応 ほか)
著者等紹介
木村修一[キムラシュウイチ]
昭和女子大学大学院生活機構研究科、ILSI JAPAN理事長
足立堯[アダチタカシ]
ILSI JAPAN糖類研究部会部会長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。