プラネタリウムを作りました。―7畳間で生まれた410万の星

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  • サイズ A5判/ページ数 255p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784767802510
  • NDC分類 440.76
  • Cコード C0044

内容説明

幼いころに星空や宇宙に興味を抱いてプラネタリウム作りを始め、次第に興味を深めながら、時に問題にぶつかりつつも、より美しい星空を求めてプラネタリウム作りに取り組んできた記憶であり、またその心を書き記したものである。

目次

第1章 欲しいものは自分で作る!プラネタリウムとロケットに夢中の子ども(夜光塗料で作った初めてのプラネタリウム;空の彼方へ飛ばしたい!ロケットにも夢中になった ほか)
第2章 大学生活のすべてを注ぎ込んだ初のレンズ式プラネタリウム「アストロライナー」(アストロライナーとは;アストロライナー製作記(ピンホール式からレンズ式へ;星を映し出す恒星投影機の設計;小さな恒星原板に無数の星の穴を開けろ;星をもっと明るく!バイトで学んだ電気の技術;空気でふくらむエアドームに星を映す) ほか)
第3章 一七〇万の星を映し出せ!大幅な軽量化と性能向上を目指した「メガスター」(メガスター製作記(アストロライナーを超える新型機の構想;設計は苦労の連続、組み立ては楽々;今度こそ金属原板を作り上げる)
メガスター上映記(IPSロンドン大会で、メガスターの性能を世界にアピール;芝居の公演でメガスターが星を投影;クリスマスの青山スパイラルで国内初の一般公開;三万人が堪能した旧五島プラネタリウム「スローライフギャラリー」;日本科学未来館で初めての自主上映) ほか)

著者等紹介

大平貴之[オオヒラタカユキ]
1970年、神奈川県川崎市生まれ。小学生の時に、紙に塗った夜光塗料を部屋に貼り付けて星空を再現、これを皮切りにプラネタリウム作りを始める。大学生時代の1991年、個人製作は不可能といわれたレンズ式プラネタリウムを完成、「アストロライナー」は各地で上映され好評を博す。1996年に電機メーカーへ就職後も、会社勤めのかたわらプラネタリウム製作を続ける。1998年には、170万個もの星を投影でき、重さわずか30キログラムの移動式プラネタリウム、「メガスター」を公開。2003年、星の数を410万個に増やすなどの機能強化を施した新型プラネタリウム「メガスター2」を完成させた。同年、電機メーカーを退職、フリーとなる
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

旅本 泉

5
人間の肉眼では見えない星も再現することで奥行きが出る。 小学生からから自作でプラネタリウムを作ることに目覚め、遂にはプラネタリウムの数十倍である100万個の星を再現するようになる。 文系の私にとって、ザ理系といえる本書はとても面白かった。氏のHPを見ると、見たことある家庭用プラネタリウムを作った人だということに驚いた。2020/07/10

yori

4
★★★★★ スゴ過ぎる!プラネタリウムが作りたくて作りたくて夢中になっていたら、世界の誰も到達し得なかったレベルのものを作っていた。たった一人で。。従来のものと2ケタも星の数が違う、、。どうやってプラネタリウムを作って行ったのか、その工程と、その度に乗り越えていかなくてはならなかった困難。この本を読んだお陰でプラネタリウムがどういう構造になっているのかとても良く分かりました。メガスター、絶対に見たい!ってなりますね^^2010/11/03

こともえ

3
なければ、自分でつくる。技術屋だなぁ。対応範囲広いなぁ。2015/05/08

ふぇるけん

3
とにかく熱い!人間が一つのことに情熱を燃やすとここまでできるのか、と感動させられました。かなりオススメな一冊。淡々とした語り口も好感が持てる。Mega Star見てみたいな~2011/08/18

くま

3
人は情熱をガソリンに生きていけるんだ、熱い熱い男の話。小学4年の時に夜光塗料で第1号のプラネタリウムを作ってから、あのメガスターⅡを作るまでの半自伝。情熱と謙虚な姿勢は人との出会いも引き寄せるのね。Made in Ohiraを越えて、Made in Japanになった。っていうところに、ぐっと、ぐっときた2009/10/09

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