内容説明
幼いころに星空や宇宙に興味を抱いてプラネタリウム作りを始め、次第に興味を深めながら、時に問題にぶつかりつつも、より美しい星空を求めてプラネタリウム作りに取り組んできた記憶であり、またその心を書き記したものである。
目次
第1章 欲しいものは自分で作る!プラネタリウムとロケットに夢中の子ども(夜光塗料で作った初めてのプラネタリウム;空の彼方へ飛ばしたい!ロケットにも夢中になった ほか)
第2章 大学生活のすべてを注ぎ込んだ初のレンズ式プラネタリウム「アストロライナー」(アストロライナーとは;アストロライナー製作記(ピンホール式からレンズ式へ;星を映し出す恒星投影機の設計;小さな恒星原板に無数の星の穴を開けろ;星をもっと明るく!バイトで学んだ電気の技術;空気でふくらむエアドームに星を映す) ほか)
第3章 一七〇万の星を映し出せ!大幅な軽量化と性能向上を目指した「メガスター」(メガスター製作記(アストロライナーを超える新型機の構想;設計は苦労の連続、組み立ては楽々;今度こそ金属原板を作り上げる)
メガスター上映記(IPSロンドン大会で、メガスターの性能を世界にアピール;芝居の公演でメガスターが星を投影;クリスマスの青山スパイラルで国内初の一般公開;三万人が堪能した旧五島プラネタリウム「スローライフギャラリー」;日本科学未来館で初めての自主上映) ほか)
著者等紹介
大平貴之[オオヒラタカユキ]
1970年、神奈川県川崎市生まれ。小学生の時に、紙に塗った夜光塗料を部屋に貼り付けて星空を再現、これを皮切りにプラネタリウム作りを始める。大学生時代の1991年、個人製作は不可能といわれたレンズ式プラネタリウムを完成、「アストロライナー」は各地で上映され好評を博す。1996年に電機メーカーへ就職後も、会社勤めのかたわらプラネタリウム製作を続ける。1998年には、170万個もの星を投影でき、重さわずか30キログラムの移動式プラネタリウム、「メガスター」を公開。2003年、星の数を410万個に増やすなどの機能強化を施した新型プラネタリウム「メガスター2」を完成させた。同年、電機メーカーを退職、フリーとなる
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旅本 泉
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