過剰管理の処方箋―自然にみんながやる気!になる

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  • サイズ A5判/ページ数 190p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784761265793
  • NDC分類 336
  • Cコード C0034

内容説明

プロジェクトにおける苦労の裏地は輝いている。プロジェクトがひとを鍛えるとしたら、そこには成長の喜びがある。本書は、これらのことを学問的にロジカルに解明し、どうやったら現場のモティベーションを上げることができ、イキイキと仕事を進めることができるのかを、実務者とアカデミアの世界の住人の視点の融合によって探求しようという試みである。

目次

1 過剰管理の生まれるところ(管理って一体何?;我々をとりまく管理をたどる ほか)
2 考察!ひととシステムが融合する「経営管理」(みんな管理は大嫌い;「経営管理」百年の揺らぎ―19世紀末、経営学の始まり ほか)
3 自然にみんながやる気になるマネジメントの方法(「管理する」と「現場に任せる」のジレンマ;過剰管理に陥らない!やる気になる「目標設定」 ほか)
4 脱!過剰管理宣言(処方箋を読む前に;「例外管理」「目標管理」の誤解を解く ほか)
付録 岸良式プロジェクトの3段階におけるパワフルな質問集

著者等紹介

金井壽宏[カナイトシヒロ]
1954年神戸に生まれる。78年京都大学教育学部卒業。80年神戸大学大学院経営学研究科修士課程修了。89年マサチューセッツ工科大学(MIT)Ph.D.(経営学)。92年神戸大学博士(経営学)。現在、神戸大学大学院経営学研究科教授。リーダーシップ、モティベーション、キャリアなど、経営学の中でも人間の問題に深く関わるトピックを主たる研究分野としている

岸良裕司[キシラユウジ]
1959年生まれ。ゴールドラット・コンサルティング・ディレクター。日本TOC推進協議会理事。TOCをあらゆる産業界、行政改革で実践し、活動成果のひとつとして発表された「三方良しの公共事業」は、ゴールドラット博士の絶賛を浴び、07年4月に国策として正式に採用された。成果の数々は国際的に高い評価を得て、活動の舞台を日本のみならず世界中に広げている。08年4月、ゴールドラット博士に請われて、ゴールドラット・コンサルティング・ディレクターに就任し、日本代表となる。そのセミナーは、わかりやすく、実践的との定評がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Book & Travel

28
部門を跨いだ大小プロジェクト活動が盛んなのはいいが、その進捗報告ばかり忙しくなっているうちの事業部。もっと負担のない事業管理の工夫はないものかとタイトルに惹かれ手に取った。ODSCという手法でのメンバー主導の目標設定と、CCPMでの納期管理を元にした問題検出の仕組みが肝。興味を惹かれたが、実際の導入には優秀なリーダーかアドバイザーがいないと難しそう。全体的には分かりやすく、「見える化の功罪」「任せて任せず」の話も納得。例外管理ではなく「例外による管理」、目標管理ではなく「目標による管理」であることも重要。2016/12/13

Kentaro

1
ダイジェスト版からの要約 心配菌が暴れだすと、人は心配ばかりし、失敗を恐れるあまり、失敗しないように、管理を徹底する。プロジェクトの失敗が続くと、「見える化」の名のもとで、多くの管理手法が導入される。しかし「見える化」によって本来の意図とは裏腹に、日々の進捗や実績、予算と実績の比較、稼働率などについての煩雑な管理作業が増えて、むしろ肝心の仕事に集中することができなくなってしまったという話さえ聞く。目標がはっきりしない時、マネジャーの体内で心配菌が騒ぎ出し、過剰管理への第一歩が始まる。目標共有最初の一歩だ。2018/07/17

まやま

0
知人の薦めで読む。同感できること多いが、処方箋を実践できるかというと難しいのである。2017/11/10

kazuo_kashiwabara

0
参考になる情報は散在している本。読む価値はある。

yagian

0
「ちゃんとアクションが進められ、目標に向かって進んでいる限り、現場に任せて、問題があるときだけ、手遅れになる前に、マネジメントが現場を支援できるようにする」2014/10/10

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