東京ファイティングキッズ

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  • サイズ B6判/ページ数 277p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784760126255
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0076

出版社内容情報

★NHK-BS《週刊ブックレビュー》(11月27・28日OA)にて、紹介されました。

内容説明

五十路の少年二人の対話録。商売の奥義、大学改革の是非、女権論の諸問題、武道の応用、家族の変貌、米国覇権主義の限界、老後の知恵…皆が気にするお題をエーッ!という角度から説きまくる、昭和25年生まれの団塊&元全共闘が生んだ、「正解なき乱世」を生きぬくための“酸素ボンベ的ダイアローグ”です。

目次

平川克美―一九七七年、ぼくたちは会社をつくった
内田樹―「世間を甘く見る」というのは、間違いなく、ぼくたち二人が共有する宿命的な性格ですからね
平川克美―出発点において、ぼくたちに「何ができないか」を知るほうが面白そうだと直感したこと
内田樹―過去はまだ去っておらず未来はもう来ている。これがぼくがフィジカルに感じ取っている「時間感覚」です
平川克美―「銭のないやつぁ俺んとこへ来い。俺もないけど心配するな」って起業家の基本のマインドセットだと思う
内田樹―K‐1の武蔵さんの即答。「打たれたときは、それをもう忘れて、二つ先のパンチが相手にヒットしているときの感じ」を想定して、それを「現在」だと思う
平川克美―ぼくは基本的に「戦略」的思考が嫌いなんです。なんか下品というか「美学」がないんだな
内田樹―他者における欲望の充足をわが欲望の充足と「勘違いする」という「共‐欲望」の消費システムへ
平川克美―「縁側」的な共有地を持たない社会というのは非常にコスト高の社会になるのは言うまでもありません
内田樹―「ご縁」ということばは、一つの関係から、今分かっている意味以外の「もう一つの意味」を読みとろうとする志向を促します〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おさむ

30
内田樹さんが自伝の代わりに提案した幼馴染の平川克美さんとの往復書簡の文庫本。回が進むにつれて2人の文章が似て来て、どちらが書いてるのか判別しにくくなる。「内田樹語」というべき内田話法の持つ強さを感じます。新幹線で斜め読みでしたが、最も印象に残ったのは、人間についての判断の根拠が最近はデータになってしまったが、本来は逸話であるべきだとする箴言。僕達はうまく判断出来ない経験は長い物語を語ることで不可解さや謎を込みで保存して来た。物語は読み手の読み込みにより情報の量も質も変化する。データよりももっと物語を!2018/04/16

ペールエール

3
面白い。 やり取りする書簡の中でのさりげない一言に、つい考えさせられる。 思想も似た2人の筆者だが、もっと彼らの本を読んでいきたいと思った。2014/01/06

1
内田樹先生と平河克美さんのメール集。内田教にとりつかれつつある昨今、ほんとうにこの方の得体の知れなさ加減にびっくりする。圧倒される。それが、昔なじみの友達とのメールのやり取りの中では妙に調和を保っていて不思議なところ。『ヨットハーバーでありたい』って、言えてしまう内田先生がとても好き。2009/11/06

ぎー

0
交換メールのスピードがすごい。2017/03/08

tk

0
どこかに既視感が……。なぜだろう…。2011/11/08

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