近代日本軍隊教育史料集成

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近代日本軍隊教育史料集成

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  • サイズ B5判/ページ数 12冊/高さ 27cm
  • 商品コード 9784760125562
  • NDC分類 390.7
  • Cコード C3321

出版社内容情報

旧帝大に唯一対抗し得た、国家エリートの選抜・教育機関、帝国陸海軍将校養成学校。
長年の桎桔から解き放たれ注目を集める、軍隊教育研究の基本史料を集成。
儒教か、武士道か、現代日本人のエートスと日本型公教育の底流を新たに探る。

 明治期からアジア太平洋戦争の終結まで、近代日本社会の指導者層を形成したのは、旧帝大山身者を中心とする高級官僚(文官)と陸大.海大出身者を中心とする帝国陸海軍の高級軍人(武官)でした。特に昭和期に入ってからは、天皇の統帥大権を楯にした統制派武官の政治関与が格段に強まります。
 しかし、戦後のタブー視と、資料の多くが敗戦時に焼却・没収されるという制約の中で、丸山眞男らが貴重な指摘を残してきたにもかかわらず、軍隊教育研究は大きな遅れを取ってきました。本史料集は、米国返還資料と個人寄贈を中心とする防衛庁防衛研究所図書館所蔵の陸海軍公文書史料を骨格とし、さらに野間教育研究所、偕行文庫、及び個人蔵の史料を厳選付加し、帝国陸海軍の人材養成とイデオロギー教育の実態を示す一次資料を復刻収録したもので、そのほとんどが未公刊です。
 これらの制度化された軍隊教育を受けたエリートが、戦前のみならず、戦後日本の各所において指導力を発揮したことは論を俟たず、現代社会の特質を考察するうえでも重要な史料と言えます。
 本史料集が、教育史、軍事史のみならず歴史学、社会学、法学、政治学などの幅広い分野で注目を集めるものと信じる所以です。

【本史料集の特長・特色】
1)民主主義への反動として否定されるにすぎなかった軍隊教育。その実態に迫るための未刊行基本史料(刊行済一部含む)を復刻。
2)明治建軍期から、第二次大戦末期の帝国陸海軍崩壊期まで、陸海軍主要学校別に通史と教育理論双方を追えるよう配慮した構成。
3)「明治百年記念復刻叢書」(原書房)に収められた復刻基本史料などとあわせることで、旧帝国陸海軍士官教育の通説を実証的に検証可能に。
4)「統帥参考書草案第三案其一第一編一般統帥」「統帥参考書草案其二第八章会戦」など、超一級新史料も収録。