子どもと本<br> 不思議の国のマザーグース

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子どもと本
不思議の国のマザーグース

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  • サイズ B6判/ページ数 382p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784760122684
  • NDC分類 931
  • Cコード C0090

出版社内容情報

マザーグースの唄に登場する風変わりな少女、愉快なおばあさん、動物・悪漢、子守唄、なぞなぞ等――なんでもありの豊饒の世界を、一つ一つ唄を読み解き、挿し絵を見比べながら探る渾身の書き下ろし。図版・原詩・索引も充実。

【目次】
はじめに マザーグースの謎
Ⅰマザーグースの風変わりな少女たち
 1「ミス・マフェット」――「グロテスク」対「イノセンス」の構図
 2「メアリ メアリ つむじ曲がり」――つむじ曲がりの少女の庭作り
 3「ジャンピングジョーン」――はねっかえりか、なわとび遊びか
 4「ラベンダーは青い」――色彩・音楽・求婚・祝祭の唄
 5「ボーピープ」――自立した少女か、かくれんほ遊びか
 6「女の子って何でできているの」――男の子の世界・女の子の世界
Ⅱマザーグースの愉快なおばあさんたち
 1「丘のふもとに住んでいるおばあさん」――クリム童話の魔女との関係
 2「靴に住んでいるおばあさん」――靴と子だくさんの意味するもの
 3 空のクモの巣を払うおばあさん――魔女なのか、掃除好きなのか
 4 八バードおばさんと犬の愉快な冒険――おばさんと犬の冒険は続く
 5「飲んだり食ったりのおばあさん」と「一切空ばあさん」――「どん欲」と「無欲」
 6 まだまだいるおばあさんたち――おじいさんたちへ伝えたいこと
Ⅲマザーグースの世界
 1 不条理・ナンセンスのマザーグース――「月から来た男」
 2 生と死のマザーグース――「バラの花環になって踊ろうよ」
 3「動物・鳥・昆虫たちのマザーグース」――「てんとう虫 てんとう虫」
 4 悪漢たちのマザーグース――「があがあ がちょうさん」
 5 子守唄のマザーグース――「ねんねんころりよ」
 6 なぞなぞのマザーグース――「長く生きれば生きるほど」
あとがき
マザーグース・その他の詩の原文
参考文献
図版書誌
索引

内容説明

はちゃめちゃ、残酷、あべこべワンダーランドへの道案内。「少女」「おばあさん」「なぞなぞ」等の唄を中心にマザーグースの豊饒の世界を探る渾身の書き下ろし。図版・原詩・索引も充実。

目次

1 マザーグースの風変わりな少女たち(「ミス・マフェット」―「グロテスク」対「イノセンス」の構図;「メアリメアリつむじ曲がり」―つむじ曲がりの少女の庭作り;「ジャンピング・ジョーン」―はねっかえりか、なわとび遊びか ほか)
2 マザーグースの愉快なおばあさんたち(「丘のふもとに住んでいるおばあさん」―グリム童話の魔女との関係;「靴に住んでいるおばあさん」―靴と子だくさんの意味するもの;空のクモの巣を払うおばあさん―魔女なのか、掃除好きなのか ほか)
3 マザーグースの世界(不条理・ナンセンスのマザーグース―「月から来た男」;生と死のマザーグース―「バラの花環になって踊ろうよ」;「動物・鳥・昆虫たちのマザーグース」―「てんとう虫てんとう虫」 ほか)

著者等紹介

夏目康子[ナツメヤスコ]
津田塾大学英文学科卒業、お茶の水女子大学大学院博士課程満期退学、ロンドン大学キングズ・カレッジ客員研究員(1995年4月~1996年3月)。専門はマザーグース、児童文学、イギリス文学。津田塾大学非常勤講師
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さやまめ

1
少女や老婆、ナンセンス、なぞなぞ、生と死などに焦点を当てて「マザーグースの唄(ナーサリーライム)」を考察した一冊。挿絵や単語の選択などから見える変遷は面白かったし、視点も興味深かったです。原文も載ってればいいのに~、と思いながら読んでいたら、一番最後にまとめて載ってましたorz 2012/04/30

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