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地方名望家の成長

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  • サイズ A5判/ページ数 307,/高さ 21cm
  • 商品コード 9784760120048
  • NDC分類 210.58
  • Cコード C3021

出版社内容情報

豪農、地方名望家の活動に視点を据え、近世から明治憲法体制確立期までの地域社会近代化にリアリティを甦らせる研究。国家の政策意図とそれが貫徹する狭間に成立する、国家、豪農、民衆の三者によるせめぎあい、地方名望家たちの個性的で多様な活動と国家権力を利用するしたたかさ。地域に国家主導の近代化が浸透してゆく多様な過程を豊富な史料解析で実証する。

序 章 地域社会の近代化と名望家
第一章 近代化の担い手の成長と地域社会/豪農経営の展開 豪農経営と生糸直輸出 養蚕地帯の地主経営
第二章 幕末維新期の地方政治
第三章 自由民権運動と地方名望家/群馬県民権諸会の動向 「酒屋会議」へのとりくみ 大同団結運動と地方政治 民党勢力の形成と労働自由党
第四章 地方名望家体制と政党/地方名望家体制の確立と動揺 廃税運動と政党支持の変化
終 章 地主制の動向と地方名望家

内容説明

地方政治風土に繋がる名望家の個性的活動を辿り地域社会近代化を新鮮な手法で解明!明治憲法体制確立までの地域社会近代化において、国家の政策貫徹意図と対抗しかつ利用して成長する名望家のしたたかな生態を跡づける実証的研究。

目次

序章 地域社会の近代化と名望家
第1章 近代化の担い手の成長と地域社会
第2章 幕末維新期の地方政治
第3章 自由民権運動と地方名望家
第4章 地方名望家体制と政党
終章 地主制の動向と地方名望家