出版社内容情報
『テオゾフィー』と並ぶシュタイナーのもっとも代表的な著作。太古より秘儀の場で伝えられてきた霊的な訓練の方法を、現代人のために書物という形で公開した。『テオゾフィー』において客観的に記述された霊的な事実を、すべてのひとが自分自身で霊視できるようになるための具体的な道筋を示す。人生をよりよく生きるための示唆にあふれている。
ルドルフ・シュタイナー=1861-1925年。オーストリアの哲学者。霊学(精神科学)の成果をもとにアントロポゾフィー(人智学)を確立。その業績は哲学や神秘学のみならず教育・医学・農業などの社会実践にもおよぶ。
第三版に寄せる序文(1909年)
第五版に寄せる序文(1914年)
1918年版に寄せる序文
いかにして高次の世界を認識するか
秘儀参入の諸段階
秘儀参入
実践的な観点
神秘学の訓練のための条件
秘儀参入のいくつかの作用について
神秘学の学徒の夢の生活に現れる変化
意識の持続性の獲得
神秘学の訓練に伴う人格の分裂
境域の守護者
生と死―境域の大守護者
あとがき(1918年)
訳註
訳者あとがき
索引
内容説明
神秘学の訓練の道筋を示した画期的書物。本書は著者と読者のあいだで交わされる対話である。
目次
いかにして高次の世界を認識するか
秘儀参入の諸段階
秘儀参入
実践的な観点
神秘学の訓練のための条件
秘儀参入のいくつかの作用について
神秘学の学徒の夢の生活に現れる変化
意識の持続性の獲得
神秘学の訓練に伴う人格の分裂
境域の守護者
生と死―境域の大守護者
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kao
1
★4.42003/07/10
なお
0
高次というと、何だか不思議な世界の話のような印象があるが、素直に生き方の本として読める。ここに書いてあることを実践できれば、迷いが少なくなり、真っ直ぐに自分の霊性を整えるための日々の過ごし方をするようになれるように思った。2015/07/12
mat
0
人間として成長するための修行方法のようにう感じた。 世界中がこの本のイメージで生活すれば無駄な争いもなくなると思う。2013/06/17
messi
0
自由の哲学に続いて読んでみたが、かなり抽象的な世界に入り込んでる。これは本当か?と常に疑いながら読んでた(本当は信じなきゃいけないらしいが)。「テオゾフィー」を読んで具体的に高次の認識の世界を理解してから再読したら少しは何かが見えるかもしれない。2011/12/11
みやか
0
7時08分読了。ミカエル・カレッジ図書室から借りた。高次の世界を認識できるような自己を磨き上げるための方法が、書ける範囲で出来得る限り詳細に、また親切に書いてある。「神秘学の学徒は~」「学徒は~」が主語(主格?)となっている文章が多く、何故か可笑しみを感じた。意識をあつかうことに少しでも興味のある人やそれをガイドしている人は読んでおくとすごく良いとおもう。2010/08/09