出版社内容情報
モスクワには、莫斯科、莫斯哥、莫斯古、莫斯果、莫斯哥亜、模斯科、模須科、摩斯哥、墨斯哥、没私可、馬斯高、馬斯克瓦、莫斯哥米亜、莫斯哥未亜、莫斯哥比亜、莫斯科維、没廝箇未突など、たくさんの宛字がある。これらの宛字の原拠となったのは、モスクワ、モスコー、ムスコヴィなどの異なった発音であった。先人たちは、外国の言葉や人名、地名をどのように取り入れたのか。そして、今日の私たちがそれを使うには? 現在知りうる宛字のほとんどを、五十音順に列挙。ローマ字による原綴、典拠文献を示し、小解説を付した。
■収録した宛字の一部
アテネ 雅典、アトランタ 亜特蘭大、アドルフ(人名) 阿道弗、アーノルド(人名) 亜瑙爾徳、アマゾン(川) 亜馬孫、アムステルダム 安特堤、アームストロング 阿姆斯特郎、アラバマ(州) 阿拉巴麻、アラビア(半島) 亜剌比亜、アルフレッド(人名) 亜爾弗勒的、、アンデス(山脈) 安第斯、、イスタンブール 斯当歩児、ウィリアム(人名) 維廉、ウィーン 維納、ウェルテル(人名) 威爾徳、ウクライナ 烏克蘭、ウラジオストック 浦塩斯徳、、エーゲ(海) 愛琴、エジソン(人名) 愛迪生、エジプト 埃及、、エリザベス(人名) 以利沙伯、エルサレム 耶路撒冷、エルベ(川) 易北、、オアフ(島) 瓦和、オクラホマ(州) 俄古拉何馬、オスカー 鄂斯加、オーストラリア(連邦) 濠太剌利、オーストリア(共和国)墺太利、オタワ 鄂大瓦、オランダ(王国) 和蘭、カイロ 改羅、カナダ 加奈陀、、カルカッタ 甲谷陀、ガンジス(川) 恒河、キューバ(共和国) 玖馬、ギリシア(共和国) 希臘、、グレイ(人名) 額礼、クロアチア(共和国) 哥羅西亜………………
内容説明
外来語をはじめ、地名・人名、動植物、薬品、単位などを宛字で書くための辞典。配列は五十音順。附録に「一字略語一覧」がある。