パルマケイア叢書<br> フェルキッシュ革命―ドイツ民族主義から反ユダヤ主義へ

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パルマケイア叢書
フェルキッシュ革命―ドイツ民族主義から反ユダヤ主義へ

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  • サイズ A5判/ページ数 448p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784760116812
  • NDC分類 234.06
  • Cコード C3322

出版社内容情報

ナチ党が掲げた国体,すなわちフェルキッシュも,運動として合理的知性を持つはずの青年やワイマール共和国支持派知識人を広範に巻き込んでいった。ナチ党が掲げる文化革命の本質をロマン主義から解きおこし,その全容を初めて明らかにした名著の待望の完訳。

序論
第1部 イデオロギー的基礎
   第1章 ロマン主義から民族へ
   第2章 ゲルマン的信仰
   第3章 新しいロマン主義
   第4章 再発見された古代ゲルマン人
   第5章 人種主義
   第6章 ゲルマン的ユートピア
   第7章 ユダヤ人
第2部 フェルキッシュ・イデオロギーの制度化―1873年-1918年
   第8章 教育の来援
   第9章 青年運動
   第10章 大学生と教授たちの進撃
   第11章 リーダーシップ、ブント、エロス
   第12章 諸組織の進展
第3部 民族社会主義へ―1918年-1933年
   第13章 魅了された保守派
   第14章 在郷軍人と労働者
   第15章 ブルジョア青年から反ブルジョア青年へ
   第16章 ドイツ的革命
   第17章 反ユダヤ革命
結論

内容説明

ドイツ・ロマン主義の『民族』の発見から神秘主義、青年運動、人種主義を経て、ナチズムに至るドイツ思想史の水面下を流れるフェルキッシュ・イデオロギーの系譜。

目次

第1部 イデオロギー的基礎(ロマン主義から民族へ;ゲルマン的信仰;新しいロマン主義;再発見された古代ゲルマン人;人種主義;ゲルマン的ユートピア;ユダヤ人)
第2部 フェルキッシュ・イデオロギーの制度化―1873年‐1918年(教育の来援;青年運動;大学生と教授たちの進撃;リーダーシップ、ブント、エロス;諸組織の進展)
第3部 民族社会主義へ―1918年‐1933年(魅了された保守派;在郷軍人と労働者;ブルジョア青年から反ブルジョア青年へ;ドイツ的革命;反ユダヤ革命)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

11
ドイツという国家が成立してからナチスが政権を取るまでに、民族的なものがどのような変遷を遂げていったかを考察している。これをみるとアーリア民族が優秀という論理は、老若貴賎を問わず広まっていたということは『聖別された肉体』でも触れていられたが、こちらは神秘主義角度からではなく現実的、政治的な角度から論じられている。『アドルフ・ヒトラー』『聖別された肉体』と三冊読んでおけば、第一次世界大戦からナチス政権誕生までの独逸の意識の流れは大体分かるのではないだろうか?2012/02/04

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