出版社内容情報
ナチ党が掲げた国体,すなわちフェルキッシュも,運動として合理的知性を持つはずの青年やワイマール共和国支持派知識人を広範に巻き込んでいった。ナチ党が掲げる文化革命の本質をロマン主義から解きおこし,その全容を初めて明らかにした名著の待望の完訳。
序論
第1部 イデオロギー的基礎
第1章 ロマン主義から民族へ
第2章 ゲルマン的信仰
第3章 新しいロマン主義
第4章 再発見された古代ゲルマン人
第5章 人種主義
第6章 ゲルマン的ユートピア
第7章 ユダヤ人
第2部 フェルキッシュ・イデオロギーの制度化―1873年-1918年
第8章 教育の来援
第9章 青年運動
第10章 大学生と教授たちの進撃
第11章 リーダーシップ、ブント、エロス
第12章 諸組織の進展
第3部 民族社会主義へ―1918年-1933年
第13章 魅了された保守派
第14章 在郷軍人と労働者
第15章 ブルジョア青年から反ブルジョア青年へ
第16章 ドイツ的革命
第17章 反ユダヤ革命
結論
内容説明
ドイツ・ロマン主義の『民族』の発見から神秘主義、青年運動、人種主義を経て、ナチズムに至るドイツ思想史の水面下を流れるフェルキッシュ・イデオロギーの系譜。
目次
第1部 イデオロギー的基礎(ロマン主義から民族へ;ゲルマン的信仰;新しいロマン主義;再発見された古代ゲルマン人;人種主義;ゲルマン的ユートピア;ユダヤ人)
第2部 フェルキッシュ・イデオロギーの制度化―1873年‐1918年(教育の来援;青年運動;大学生と教授たちの進撃;リーダーシップ、ブント、エロス;諸組織の進展)
第3部 民族社会主義へ―1918年‐1933年(魅了された保守派;在郷軍人と労働者;ブルジョア青年から反ブルジョア青年へ;ドイツ的革命;反ユダヤ革命)