出版社内容情報
自分勝手で無感動な人ばかりの｢きょうだい主義社会｣とは？ 現代最大の問題――成熟できない大人たちがもたらす危機――の根はここにある。童話や神話に秘められた成熟への扉を開き，子どもたちを｢真の大人｣へと導く方法を解き明かす。
はじめに
第1部 ジャックと豆の木と半大人
第1章 大人も子どもも迷子になった
「自由の勝利」の廃墟で
第2章 ジャックと豆の木と食欲旺盛な巨人
『ジャックと豆の木』の物語／第一の解釈「巨人とは何か？」／第二の解釈「すべての親たちはどこへ行ったのか？」
第3章 半大人の中を泳ぐ
成熟する能力の喪失／きょうだい主義社会の脅威／思春期にしがみつく種／遊びが脳を育てる
第2部 家族の中で子どもたちを探す
第4章 ガネーシャの冒険―ヒンズーの物語
『ガネーシャ』の物語／新しい神、新しい関係／母
内容説明
アメリカや日本を覆う「きょうだい主義社会」とは？無感動で仲間うちに閉じこもり、自分を愛せないオトナたち、コドモたち。成熟を拒否する「きょうだい主義社会」が彼らを増殖させているのだ。神話や童話、詩を素材に書かれた「大人になる」「大人に育てる」ための究極のガイドブック。
目次
第１部 ジャックと豆の木と半大人（大人も子どもも迷子になった；ジャックと豆の木と食欲旺盛な巨人 ほか）
第２部 家族の中で子どもたちを探す（ガネーシャの冒険―ヒンズーの物語；野生の少女とその妹―ノルウェーの物語 ほか）
第３部 家族の外で大人たちを探す（ベンジャミン・フランクリンの豚―経済と物憂い心；子どもたちに何もうまくいかないと教えること ほか）
第４部 きょうだい主義社会からあなたと子どもを守る（想像力という扉を開く鍵；きょうだい主義文化から飛び出す方法 ほか）
