出版社内容情報
江戸文字を書ける文字職人は,現在一人だけになってしまった。その著者が3年の月日をかけて書いた伝統文字「江戸文字」の書体集。祭の神輿文字,半纏文字,看板,提灯などに自由に使え,江戸情緒を演出する。
内容説明
祭の半纏の文字、提灯文字、千社札、そして神社仏閣の納額の文字―力強く、独特の味わいをもつ江戸文字は、江戸っ子の気質そのものとして古くから庶民に愛され続けてきた。江戸時代からの伝統を受け継ぐ文字職人による江戸文字三千字をここに集大成する。
目次
かな
常用漢字
人名漢字
表外漢字
使用作例
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
文句有蔵
5
久しぶりに「字の練習をしよう!」と書庫から引っ張り出す。ひたすら字形を追求して出来上がった書体なので、「書道」の神髄である線の強弱、気脈など完全無視。しかし「美しい」。この書体が「書道」として認められておらず、各展覧会での応募すら受け付けられていないのは不思議でならない。「書」を実用を越えた「芸術」として極めるものが「書道」であるなら、またそれを広く公募するなら、「楷書」「行書」「草書」「かな」のジャンルに付け加えて「勘亭」があったとて、何の不都合があるのだろうか。ギョーカイの狭量は承服し難い。2015/05/31
マツ
0
★★★2011/06/12