出版社内容情報
産業革命進行中の18世紀中葉から夏目漱石・南方熊楠をはじめとして,日本近代を導いた多くの人材を育んだ,ヴィクトリア朝極盛期世界都市ロンドンを,大縮尺詳密地図で眺望する。文学史および都市史の観点から解説を付す。
《収録原図一覧》
■ロック図
1739年から測量にとりかかり、1746年に約2500分の1の詳密平面図24葉にまとめられた。約半世紀後にホーウッドが同縮尺の地図を出版するまで、最大の精度と内容を誇るロンドン市の地図であった。
■OS図
英国陸地測量部によって作製された地図。1マイルを1インチ、6インチ、25インチに縮尺した3種類の地図がある。本図では、1894年から1896年に発行された6インチ図を収録。