出版社内容情報
実際のプロセス研究に関わった研究者の手による製法開発事例の紹介.大学院生を含む大学研究者のみならず企業研究者にも役立つ一冊.
目次
プロセスケミストへの道
1 日本が誇るプロセス化学(セファロスポリンの硫黄を酸素に変える―1‐オキサセフェム抗生物質のプロセス開発;栽培する農薬から製造する農薬への転換―日本がリードしたピレスロイド系殺虫剤のプロセス研究)
2 合成ルートの選択(安全・品質・コストの追求―果樹用殺菌剤(S)‐MA20565の工業的製造法
逆合成によるプロセスイノベーション―PDE5阻害薬KF31327のプロセス開発 ほか)
3 反応の開発と不純物の制御(新しいフッ素化プロセスの開発―ニューロキノロン系抗菌剤塩酸グレパフロキサシンの鍵中間体の製法;水中でのC‐C結合の形成―2酵素タンデム反応によるN‐アセチルノイラミン酸の合成 ほか)
4 官能基の変換(半合成アミノ配糖体抗生物質の世界初の工業化―硫酸ジベカシンの製造法改良;プロセス化学における温故知新―活性型ビタミンD3マキサカルシトールの効率的な製造法の開発 ほか)