内容説明
人間はひとりでは生きることができません。しかし同時に、ひとりでいられる「孤独力」が必要なのです。「孤独力」がある人こそが依存したり、ひきこもりに逃げたりしない、きちんとした人間関係を築くことができるのです。勇気をもって孤独を見つめ、孤独の豊かさを知り、自分の本質をつかみ取ってほしいのです。そこにこそ人間の生きる秘密があるのです。精神科医・町沢静夫による私たち日本人への真摯なメッセージ。
目次
第1章 ひとりでいることが恐い若者たち
第2章 人はなぜ孤独に弱いのか
第3章 孤独に耐えられないタイプの人たち
第4章 ひきこもり、「ひとり」を選ぶ少年たち
第5章 家族の中にいてもさびしい人たち
第6章 学校、職場で孤立する人たち
第7章 さびしさからの逃避
第8章 「孤独力」をつけて豊かに生きる
著者等紹介
町沢静夫[マチザワシズオ]
1945年新潟県生まれ。精神科医・医学博士。東京大学文学部心理学科、横浜市立大学医学部卒業後、東大付属病院分院神経科に勤務。国立精神・神経センター精神保健研究所室長を経て、94年に町沢メンタル・ヘルス研究所を開設。04年町沢メンタルクリニックを開設、現在院長を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
だいすけ
2
母子密着を解消するためにどうすればいいんだろう、と考えさせられた。2023/01/03
ワイルドストロベリー
1
子供の引きこもりや、家庭内暴力は母子密着が原因?。甘やかしがいけないのはわかるけど、だだ突き放したってそれはそれでダメでしょう。もっと孤独についての事が読みたかった。2017/01/22
ピコ
1
心に響くものがありませんでした。残念。2012/05/31
aririntakashi
1
特に残るもの無し2011/12/23
ゆきのすけ
1
もともとそんな素質はなかった子が、小学3年生から20年近くひきこもったことで統合失調症になってしまった、という症例が悲惨すぎて絶句。同じ屋根の下にいながらそうなるまで子どもを放置するって親としてどうなの、と。感情の交流がない孤独は恐ろしい。2011/11/26