内容説明
江戸城内の見廻りを終えた勘兵衛のもとへ、急報が飛び込んできた。番町で使番が斬り殺されたとのことだった。殺された喜多川佐久右衛門とともに下城していた佐野太左衛門は、斬りつけたのは魚田千之丞という小普請組の者であると証言する。さらに、佐久右衛門の仇討ちに出た長男と次男もその道中で返り討ちとなってしまう。探索の最中、勘兵衛は謎の刺客に襲われるのだが、その剣は生きているはずのない男のものだったのだ…。書き下ろしで贈る、大好評の勘兵衛シリーズ第七弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年第1回角川春樹小説賞特別賞を『駿府に吹く風』で受賞(刊行に際して『義元謀殺』と改題)。時代小説界、期待の新鋭(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたしは元気
5
あー、ドキドキした。梶之助との闘い。 次作があるのだから、死なないとは、思いながらも。2022/08/19
蕭白
5
勘兵衛は道場通いもしていないのに強くなっていくのはなぜだろうか???2015/12/19
ばるたん
1
今回もぎりぎりのところで正義は勝つ!でした。。2022/09/08
Mikey
1
気になっていた布石の回収があってスッキリ。上田梶之助は生きていたのに驚き。しかも特殊な手裏剣まで工夫して勘兵衛を狙うのをどうやってやっつけるのか。どんどん引き込まれていた。シリーズはまだ続くがもっと強い敵が出てくるのか興味しんしん。 2019/11/28
大川 宏
0
勘兵衛シリーズ7作。これで一応、徒目付になってからの話は区切りがつく。5作目での話しのからみや、チャンバラもあって良いが、全体に小ぶりになってホームドラマになっていきそうで心配でもある。2011/01/27