内容説明
昭和二十年四月、一億総特攻の先駆けとなるべく、最後の連合艦隊が出撃した。旗艦大和に第二艦隊司令長官として乗り込んだ伊藤整一は、日本と乗組員たちの運命を背負うことになる―。彼が戦う相手は、アメリカ、そして生涯の友と誓ったレイモンド・スプルーアンス大将だった…。大和最後の司令長官・伊藤整一の生涯と、秘められた友情を描く、渾身の書き下ろし長篇。
著者等紹介
今野敏[コンノビン]
1955年北海道生まれ。上智大学在学中の78年に『怪物が街にやってくる』で問題小説新人賞を受賞。卒業後、レコード会社を経て執筆に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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金吾
29
○伊藤大将の話を今野さんが書いているのは意外でした。やや浅いですが、親交のあったスプルーアンス大将と対比しながら話が進み読みやすくかつ面白かったです。海軍の無策、無責任振りが印象に残りました。2024/03/03
オールド・ボリシェビク
7
今野敏、こんなものも書いていたんだな。1945年4月、戦艦大和による洋上特攻の司令官として出撃、戦死した伊藤整一の生涯を描く。同時に、互いに友人と認め、肝胆相照らす仲だったのに戦わざるを得なかった米海軍のスプルーアンスの歩みも描いており、物語に厚みを与えているが、やはり文庫本260㌻程度では、伊藤の生涯は描ききれなかったのではないか。同じ組織を描いても、やはり、著者お得意の警察小説のようにはいかなかったな、と言うのが正直な感想だ。2023/04/19
高橋功
2
日本の浅はかさに悲しくなってしまった。
ファンファン
2
今野敏氏には珍しい小説だった。事実を時間軸と共に小説にして、非常に読みやすかった。目頭が熱くなる一冊でした。2012/12/27
ひでっち
2
吉田満さんの『提督伊藤整一の生涯』に比べると、フィクション性が強いように思いました。サブタイトルに「小説」という言葉があるのにも納得。2012/12/20




