出版社内容情報
★本書は『書評空間 KINOKUNIYA BOOKLOG』にエントリーされています。
内容説明
公開したファイルはいかにして利用者の手に届けられるのか?100万人のユーザーを維持しえた技術は何か?P2Pシステムの開発の難しさはどこにあるのか?長い沈黙を破って、作者自らが内部詳細を公開し、その技術の可能性を考える。
目次
1章 P2Pの基礎知識
2章 Winny紹介
3章 Winnyの仕組み
4章 実装
5章 P2Pソフトの開発手法
6章 残された課題と可能性
著者等紹介
金子勇[カネコイサム]
昭和45年7月生まれ。茨城大学大学院にて博士(工学)の学位を取得。情報システム科学専攻。専門はシミュレーション環境、OS、可視化など。ネットワークは専門外であったが、原子力研究所勤務時代に複数のスーパーコンピュータをネットワークで接続し、その計算結果を可視化する研究にかかわった。その後、フリーソフトとして公開していたCGソフトの商用化、IPAの未踏ソフト事業などに参加したのち、東京大学で特任助手として実践的プログラミングの指導に従事した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kaizen@名古屋de朝活読書会
25
#説明歌 P2Pファイル共有ソフトにて著作権守る機能必要2019/02/20
ところてん
5
Winnyの作者である、47氏(金子勇さん)が書いたWinnyの解説書です。使い方の説明書ではありません。Winnyの技術の解説がメインになっているのですが、インターネットとの相性を実験的に探ってきた事も書かれています。今はプロバイダが規制をかけていることも多く、Winnyが使いづらくなって来ましたが、47氏が無罪を勝ち取った今、Winny3の話もこれから出てくるかもしれません。でも、違法ファイルの共有は有罪になりますのでおやめ下さい。2012/01/09
おい
4
かなり踏み込んだ内容となっており、よく考えられた仕組みであった事がわかった。惜しい人、技術を日本は潰した。 ★★★★2019/05/22
ULTRA LUCKY SEVEN
4
古い本だが読んで良かった。 ブロックチェーンより数年前にもう分散型社会を目指していたのね。2019/04/05
ますみ
4
DHTの勉強をしてたら関連で勧められたので読んでみた。非構造化オーバーレイを実際に組む際の工夫が見れてよかった。匿名性に多段中継だと判断したってエピソードが書かれててtorに似てるなって思った。負荷分散を考えたキャッシュ戦略が過度に複製しない変更を加えられたFreenetになっている様に読めて面白かった。キーの拡散はゴシップアルゴリズムという認識であっているのだろうか。NAT, DDNSなどネットワーク状態に対応する話なども書かれていた。古いけどもう少しオーバーレイな勉強を続けたいと思った。2017/02/12
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