内容説明
歴史上、最も有名な「娼婦」―マグダラのマリア。イエスにその罪をゆるされ、敬虔な信徒となり、十字架刑の最後を見届け、そしてイエスの復活を最初に目撃した、この穢れの多い女性が、実はイエスの「花嫁」だった―?世界中で大ベストセラーになった『ダ・ヴィンチ・コード』の発売される10年前に発表された本書は、一連の「聖杯」ブームの発端となった一冊であり、『ダ・ヴィンチ・コード』のアイデア形成の上で大いに影響を与えた作品である。著者マーガレット・スターバートの緻密な分析により、次々と明らかにされる真実は、やがて「聖杯」伝説の本当の意味に辿りつき、そして中世に誕生した謎のカード「タロット」に秘められた暗号を解き明かしていく。
目次
序章 マリア
第1章 失われた花嫁
第2章 花婿
第3章 王家の血筋とぶどうの木
第4章 十二世紀の覚醒
第5章 隠された教会の遺物
第6章 異端の芸術家とそのシンボル
第7章 一角獣と貴婦人
第8章 民間伝承の中の花嫁
第9章 砂漠に咲く花
著者等紹介
スターバード,マーガレット[スターバード,マーガレット][Starbird,Margaret]
メリーランド大学大学院でヨーロッパ史と比較文学を修め、文学修士号を取得。その後、フルブライト奨学生としてドイツに渡り、キールのクリスチャン・アルブレヒト大学で研究を続ける。後に、テネシー州ナッシュビルのヴァンダービルト大学神学部でも学ぶ。聖書研究や霊性に関する数々の講義を担当、ヨーロッパ各地をめぐり、日本や米国各地で生活した経験もある。現在はワシントン州のピュージェット・サウンド地区で暮らす
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感想・レビュー
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