内容説明
雪の結晶はどのようにして生まれるのか?小さな小さな雪の結晶、なぜ、こんなに美しく、複雑なカタチをしているのか?水と空気の織り成す「自然の芸術」、その自然の神秘に迫る写真絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
モリー
62
今朝は、雪❄がちらつきました。いよいよ天からの手紙のが届く季節の到来です。天からの手紙のを読む前に、雪の結晶が成長する過程を予習しました。私の記憶では、中学生の頃、理科の教科書や参考書には雪の結晶は小さな「ちり」を核として成長するという説明はありましたが、その「ちり」の正体については、説明がなかったように思います。「ちり」の正体は、火山灰や花粉、海水の塩分、土埃、それに、木の葉についていたバクテリアが空に舞い上がり雲の中で死んだものだそうです。中学生の娘に尋ねたところ雪の核は「ほこり=ダニ」との答えが😆
ちゃこばあ
39
雪の結晶はみんな6角形。でも12角形の写真もあるのにと思ったら、始めの分子の時に2つがくっついて成長したものだそうです。葉っぱや人間の顔と同じで、ひとつひとつ皆形が違って個性があるということに驚きました!どれもこれも皆綺麗♪2016/01/21
小夜風
29
【小学校】雪の結晶がどのように出来るか、とても判り易く書いてあります。観察する時のヒントも詳しくて、雪が降ったらぜひやってみたいです。雪の結晶の写真は本当にキレイで、いくら見ていても飽きませんね♪2015/11/16
ゆうゆうpanda
28
科学の絵本なのだけれど、導入部がイラストになっていて取っ付きやすい感じです。空気中の細かい「ちり」が「しん」となり結晶となっていく過程が分かりやすく書いてあるけどちょっと物足りないなぁと思った矢先、顕微鏡で撮ったの雪の結晶の写真がずらり。自然が一番素晴らしい芸術家だと感動です。雪の結晶は六角形が基本。でも、色々あって完璧な六角形は少ないとのこと。どこか飛び出ていたり小さかったり個性的です。成績や性格を現す雲の巣グラフを見ているようです。一生を研究に捧げた中谷宇吉郎博士の言葉が締めくくりに華を添えています。2015/12/13
pocco@灯れ松明の火
25
雪の結晶の写真が綺麗に。出来方・観察の仕方など説明が丁寧。>>「雪の写真家ベントレー」と同じ翻訳家だった・・・なるほどね。雲実験の後に、子供らにこの本を見せた。やっぱり目が輝いた!2012/01/25