完結 お菓子放浪記

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  • サイズ B6判/ページ数 362p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784652017579
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

戦中戦後の混乱期に放浪の日々をおくった孤児シゲルの物語完結編。貧しいながらも、未来の作家を夢みて生きるシゲルを支えるおばや恋人…。復興期の人間模様を温かく描く。   小学校高学年~中学生

内容説明

貧しくてもつらくても、シゲルは「お菓子と娘」をくちずさみながら、復興する東京の町を、元気に歩きつづける。焼け跡の放浪と遍歴。たくましく生き抜いた青春群像。

著者等紹介

西村滋[ニシムラシゲル]
名古屋市生まれ。6歳で母と、9歳で父と死別。以後、孤児となり放浪生活。戦後、戦争孤児施設の補導員の他さまざまな仕事に従事。その間、自己の孤児体験も含め戦争孤児の物語を書く。著書に『雨にも負けて風にも負けて』(双葉社1975年度第2回日本ノンフィクション賞受賞)『母恋い放浪記』(主婦の友社1985年度第7回山本有三記念路傍の石文学賞受賞)、『SOSの季節=少年院1945年春から夏へ』(光人社)、他にテレビドラマ・シナリオなど多数
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感想・レビュー

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茂吉

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2011の映画視聴をきっかけに、おそらく描かれなかっただろう部分が気になり、原作を読み進めてここまで来ました。作者の経験をもとにしている、「今」から「過去」への視点、ということで、どこかに落ち着くところがあるかと思っていたけれどそんなに甘いものではなかった。 希望のよすがを携えながらも、理想と現実の間にもがき、戦中戦後の少年期の寄る辺なさがずっと続いてさまよっているのがやるせないけれどリアル。 キー坊はもうひとりの主人公だった。2022/01/11

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