内容説明
変革期のリーダーシップを問う。史上かつてない危機の中で国政を担ったのは、戦前に自己形成を遂げた5人の首相だった。非軍事化、食糧難、憲法改正、経済民主化まで、次々と覆いかぶさる難題。GHQが迫る改革に、ある時は抵抗し、また協力し便乗しながら、新しい日本を作り上げたリーダーたちの資質とは―。
目次
第1章 占領統治の受容 東久邇宮・皇族内閣
第2章 二人の君主 マッカーサーと天皇
第3章 平和国家への転生 「幣原外交」の成就
第4章 「よき敗者」 第一次吉田内閣
第5章 民主化改革の担い手 片山哲の革保連立政権
第6章 「中道」の火を消すな 芦田均の保革連立政権
第7章 保守政治による再生 吉田茂の季節
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わび
1
5人の首相に焦点を当てながら占領期を一通り描いた著作。そのスタイル上、占領期の社会・文化については殆ど触れられず、吉田の再登板以降は駆け足の感がある。しかし、学術性を保ちながら、5人の首相やその側近、占領軍の面々の人となりや決断を鋭く語った本書は読んでいて飽きないものであった。2018/08/18
takao
0
ふむ2025/04/09
gkmond
0
タイトルは「首相たちの新日本」のほうが内容に合っていた。発作的に浪花節的な何かが噴出するのがキモかったけども、データは(そんなもん使うかって胡散臭いのも含め)色々出てくるので我慢して最後まで読んだ。思い入れたっぷりに自民党の系譜な政治家の活躍が読みたかったら楽しいかもね。GSの民主化政策に意義を認めてるとムカつくかも。マッカーサーと吉田と幣原あたりへの思い入れで書いた感じだった。おれとしてはずっとシラけた気分だった。2023/08/22
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