内容説明
明治4年、岩倉大使一行にまじって満7歳の振袖・稚児髷姿で渡米留学した津田梅子は、不自由な異国の生活を克服して、勉学に励み、長じて帰国後は、女性の解放と女子高等教育の開拓に精魂を尽した。本書は厳密な資料操作に基づき、細やかな愛情を投げかけつつ、梅子の生涯と社会環境とを鮮やかに展開した感動を呼ぶ一編である。
目次
1 おいたち
2 少女時代
3 私塾創立への歩み
4 女子英学塾とともに
5 晩年
略年譜
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
圭都
4
津田塾大学創立者、津田梅子の伝記。 梅子の両親や、留学先の里親なども含め詳しく調査されている。 帰国後、女子高等教育に力を入れ、最後、病気になってやむなく退くまでを詳細に伝えている。2014/01/09
tohoho
1
父親の仙が海外の事情を学ぶことの必要を痛感、語学を学び、幕府外国奉行の通弁となり、幕臣津田栄七の婿養子に。生まれた次女のむめ(後に梅子)は試練~困難を経て、女子英学塾を設立した事に感服するが、父親である仙の偉業も凄い。2021/07/05
多読多量連投が日課だった
0
アメリカ人をお花畑な色眼鏡で見てる希ガス2017/07/18