内容説明
機大工の子として生まれた豊田佐吉は、早くからすでに国家社会に貢献しようという大望をいだき、機械の理論も知らず、外国品の模倣でもなく、専ら自らの頭脳を生かして、ついに世界的な自動織機を発明大成した。本書は彼の発明の過程を克明に描き、日本織物業における豊田織機の果した役割と、豊田コンツェルンの由来を詳述。
目次
第1 織機の発明に志す
第2 木製人力織機から木製動力織機へ
第3 動力織機の普及と改良
第4 外遊と自動織布工場経営
第5 自動織機の完成
第6 豊田コンツェルンの形成
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
埼京東湖
4
トヨタグループの創業者である豊田佐吉の評伝。経営者というよりは、本田宗一郎・井深大のような技術者・発明家タイプで、あくなき探究心で自動織機を開発し、日本織物業に多大な貢献をするだけでなく、世界にまで波及した。そして自動車産業にも目を向け、佐吉の死後、長男の喜一郎がその遺志を継いだ。佐吉は日蓮の信仰と郷土ゆかりの偉人・二宮尊徳の報徳思想の2つの思想的バックボーンがあった。トヨタの綱領にもある「産業報国」という言葉をその影響が残っている。それは今の豊田章男会長にも受け継がれている事であろう。2024/12/15
本命@ふまにたす
3
豊田佐吉に関する評伝。回顧録のことばなども多数引用しつつ、生い立ちからトヨタ自動車の原点まで述べられている。古い本ゆえ文章の硬さが気になるが、近代日本の工業に興味がある人にも参考になりそう。2023/02/14
多読多量連投が日課だった
0
クルマのトヨタの前の発明職人とか。トヨタは婿養子が社長とか。2017/07/04
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