内容説明
百姓一揆研究は、各時代の民衆運動と結びついて展開した。闘争形態や持物など「作法」の分析と、後世の義民物語の成立過程から、従来の百姓一揆像を解体。幕藩制国家の中に百姓一揆を位置づけ、その研究を再構築する。
目次
第1部 百姓一揆の作法と闘争形態(一揆・徒党概念と闘争形態;百姓一揆の作法―徒党の形成と一揆の有様;百姓一揆作法の成立と変質;百姓一揆における村と個人―盛岡藩嘉永三閉伊一揆のばあい ほか)
第2部 義民物語の成立と展開(越訴と義民物語―百姓一揆の虚像と実像;義民物語の構造;近世初期の義民;義民の年次的・地域的考察)
著者等紹介
保坂智[ホサカサトル]
1946年東京都生まれ。1981年早稲田大学大学院博士課程満期退学。国士舘大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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