出版社内容情報
A Course In Error-Correcting Codesの日本語版.必要最小限の数学の予備知識を述べた上で 最も重要な技術を中心として符号の構成法を示し 復号アルゴリズムの基本的な形を与えている。
■目次 ブロック誤り訂正符号/有限体/復号誤り確率の限界/通信路と情報理論/リード・ソロモン符号とその復号/巡回符号/フレーム/畳込み符号/畳込み符号の最尤復号/符号の組合せ/ユークリッド法を用いたリード・ソロモン符号とBCH 符号の復号/リード・ソロモン符号のリスト復号/反復的復号/代数幾何符号
内容説明
本書は、「誤り訂正符号」の理論である「符号理論」とその応用の両面から見て特に重要で、興味深いと思われるトピックスを記述している。大部分は古典的な結果を扱っていて、最新の研究成果を多くは含まないが、過去10年間における符号理論の発展を反映するようなトピックスを選んだ。したがって、いくつかの古典的な結果は省き、最近の成果を採り入れた内容を含む。しかも、多くの箇所で、新しい形の解説を与えている。
目次
ブロック誤り訂正符号
有限体
復号誤り確率の限界
通信路と情報理論
リード・ソロモン符号とその復号
巡回符号
フレーム
畳込み符号
畳込み符号の最尤復号
符号の組合せ
ユークリッド法を用いたRS符号とBCH符号の復号
リード・ソロモン符号のリスト復号
反復的復号
代数幾何符号
著者等紹介
阪田省二郎[サカタショウジロウ]
1964年東京大学工学部計数工学科卒業。1994年電気通信大学電気通信学部教授。工学博士、IEEE Fellow、電子情報通信学会フェロー
栗原正純[クリハラマサズミ]
1990年東京都立大学理学部数学科卒業。1992年電気通信大学電気通信学部助手。博士(工学)、専門は情報数理、符号理論とその周辺分野
松井一[マツイハジメ]
1999年名古屋大学大学院多元数理科学研究科博士課程修了、豊田工業大学工学部電子情報系PD研究員。2002年豊田工業大学工学部助手。博士(数理学)、専門は数論、符号理論
藤沢匡哉[フジサワマサヤ]
2002年電気通信大学大学院情報工学専攻博士後期課程修了、電気通信大学電気通信学部助手。2003年東京理科大学工学部助手。博士(工学)、専門は情報通信工学、特に、符号理論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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