うつわの歌 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 190,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622078586
  • NDC分類 911.56
  • Cコード C0011

出版社内容情報

青春期に書かれた詩篇10編、「ハリール・ジブラーンの詩」「ロゼッティの詩」に加え、新たに未発表詩篇含む14編を増補。

第一章「うつわの歌」、第二章「残る日々」、第三章「クリスティナ・ロゼッティの詩」、第四章「ハリール・ジブラーンの詩」

内容説明

最晩年の心境を歌った「絶望の門」「残る日々」ほか、未発表詩篇含む単行本初収録作多数。感謝と祈りに満ちた大切な言葉をこの一冊に。生誕100年を記念する新編集愛蔵版。

目次

1 うつわの歌(魔の淵;うつわの歌 ほか)
2 残る日々(市場へ;順めぐり ほか)
3 クリスティナ・ロゼッティの詩(病みて疲るるも;十字架とりて ほか)
4 ハリール・ジブラーンの詩(『予言者』について;『イエス』について)

著者等紹介

神谷美恵子[カミヤミエコ]
1914‐1979。1935年津田英学塾卒業。1938年渡米。1940年からコロンビア大学医学進学コースで学ぶ。1941年東京女子医学専門学校(現・東京女子医科大学)編入学。1943年夏、長島愛生園で診療実習等を行う。1944年東京女子医専卒業。東京大学精神科医局入局。1952年大阪大学医学部神経科入局。1957‐72年長島愛生園精神科勤務(1965‐1967年精神科医長)。1960‐64年神戸女学院大学教授。1963‐76年津田塾大学教授。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Gotoran

50
ハンセン病とその患者に寄り添っていた神谷美恵子氏。本書は、生誕100年記念に編集された作品。「うつわの歌」(同名詩他10編の詩)では、20歳代での静かな情熱、清冽さ、生への苦悩を窺い知ることができる。また最晩年に執筆された若き日の恋を巡る詩編「絶望の門」。晩年の心境を詠った「残る日々」。さらには、著者の在り方の稀有な資質の出発と到着が垣間見られる、訳詩「クリスティナ・ロゼッティの詩」、著者の晩年の翻訳「ハリール・ジブラーンの詩」など。尊敬してやまない神谷氏の作品を心を落ち着けて静かに読ませた頂いた。2022/04/03

いやしの本棚

10
晩年の詩が胸に迫る。自分のいのちの終わりを間近に感じながら、こんな澄み切った心境になれるものか。ジブラーンの訳詩は『預言者』を先日読んだので、解説を興味深く感じた。簡単な言葉で、深いところにまで触れている、とても深いところまで。「生きがいの対象として、人間ばかりでなく、何か趣味とか読書とか、またはひとり美しい自然を眺めるとか、そうした活動も若いうちに身につけておくといいと思うのです…」神谷美恵子さんが若い看護師に向けて語ったという言葉が思い出される。ほんとうのほんとうの言葉だったんだ、あれは。2018/01/28

呉下の阿蒙

4
うすれゆく意識の中で/与えることについて/しゃべることについて2020/01/09

愛希穂

1
神谷美恵子さんの詩がとてもいいです。心の奥にまで響き、彼女の信仰がひしひしと伝わってきます。 図書館で借りてきたけれども、余裕があれば購入したい一冊。2017/05/04

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