内容説明
生物進化、何世紀にもわたるヒトの活動、農作物の品種改良など、基礎から応用まで、さまざまな分野の研究に応用の利く新学問、それが「DNA考古学」である。本書では、この新学問を確立させた筆者が、具体的に自身の研究成果やトピックスを図版をまじえてやさしく解説するとともに、この学問の面白さ、重要性、展望を熱く語る。待望の入門書。
目次
第1章 DNAをとる作業
第2章 遺跡と遺物を解釈する
第3章 DNAはなぜ、どう残っているか
第4章 DNA考古学の成果を決めるものさし
第5章 DNA考古学以前
第6章 私のDNA考古学
第7章 遺伝子とDNA
第8章 あたらしい研究にむけて
エピローグ 超高解像度分析めざして
著者等紹介
佐藤洋一郎[サトウヨウイチロウ]
1952年和歌山県生まれ。京都大学農学部卒。京都大学大学院農学研究科農学専攻修士課程修了。農学博士。高知大学助手、国立遺伝学研究所助手を経て現在、静岡大学農学部助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
翔亀
50
大学生向けに研究の誘いをしている書なのだが、考古学もDNAも門外漢で研究を志す訳でもない私が読んでなぜこんなに面白いのか考えてみる。まず考古学とDNAという組み合わせが面白い。DNAは生きた細胞を分析する筈なのに、最長1700万年前の植物からDNAがとれるという驚き。語り口がうまくて、時に何万年前の葉が「新鮮な遺物」として出てくる。空気に触れるとあっという間に黒ずんでボロボロになる。「地中にあった間、時間が止まっていた」が「掘り出した瞬間に止まっていた間の時間を一瞬に刻んでしまった」。殆どSFではないか。2015/10/20
-
- 洋書電子書籍
- Security Standardis…




