瀬島龍三 日本の証言―新・平成日本のよふけスペシャル

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  • サイズ B6判/ページ数 287p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784594038809
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0095

内容説明

教科書や歴史本でしか知りえない昭和史の大きなうねり。その現場では、さまざまな人々の苦悩があり、知られざるドラマがあった。そうした激動の昭和史がいま、中枢を歩んできた瀬島龍三本人の言葉を通して、情感豊かにいきいきと蘇る!大本営作戦参謀、シベリア抑留、伊藤忠の企業参謀、そして行革の政治参謀―激動の時代を生き抜いた気骨の人。語り下ろしで綴る波乱万丈の91年。

目次

第1章 軍人になるということ
第2章 日米開戦までの道
第3章 終戦を早めなければならない
第4章 シベリアに抑留される
第5章 伊藤忠で育ち、伊藤忠を育てる
第6章 国家と社会への献身
終章 乱気流の日本へ

著者等紹介

瀬島龍三[セジマリュウゾウ]
1911年12月19日富山県小矢部市生まれ。’32年に陸軍士官学校、’38年に陸軍大学を首席で卒業。’39年、大本営参謀部員となり、その後関東軍参謀に転じる。’45年敗戦後、満州でソ連軍の捕虜となり、シベリアに抑留される。11年後の’56年に帰国。’58年伊藤忠商事に入社。航空機部次長、同部長、機械第3部長を経て、’61年経営戦略本部ともいうべき業務本部長に起用され、総合商社への脱皮を図る伊藤忠の近代化に手腕を発揮した。’62年取締役、’63年常務、’68年専務、’72年副社長、’77年副会長を経て、’78年会長となる。’81年に中曾根康弘から臨時行政調査会委員の就任要請を受け、3月第2次臨調委員となり、伊藤忠は相談役に。’87年特別顧問。2000年退任。現在も80以上の肩書きを持つ
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tadashi_N

32
厳しい教育の成果で、名参謀は軍でも商社でも大活躍する。日本の改革の骨格を作った。2018/02/14

きんちゃん

2
 瀬島龍三については、これまでの報道のされ方や大本営にいたという肩書きから、とてつもなく冷徹な頭の切れる人で何を考えているかわからないといったイメージであったが、実際のご本人は穏やかで温かみがあって、なんていい人なのか、と感じてしまいました。本書では、歴史の本舞台での、教科書には載らないような様々な人物の人となりや機微、真実の描写が多くあり、大変、勉強になった。  東条英機にしても、歴史教科書では極悪非道な人として書かれているが、歴史上その役目を負っただけだというのがよく分かる。 2020/12/23

snakedoctorK

2
TVで見て本になっていることを知り読み直しました TVは何回か出ていたはずなので全部は見ることはありませんでした。このTVのあとにも国分太一くんがやっていた似たような番組にも出ていたと思います。日本の国としてのあり方や人として生きる本分などを考えさせられます。素晴らしい本です。2010/07/05

toshi

1
山崎豊子の不毛地帯を読んで、そのモデルとなった瀬島龍三さんについて知りたくなって読んだ本。 不毛地帯を読んだ後に読んだのは正解だった。不毛地帯の内容で何がフィクションで何が本当かがほぼこの本で答え合わせのように分かる。当然だけど小説と時系列が一緒だから小説で書いてあったことを思い出すようで本当に楽しく読める。瀬島さんが言っている「本分を通すこと、そして道徳を守ること。」は、うちの親にも言われたことがあるけど、今思うと全然貫けてないなって思うし、今改めて心に響きました。読んで良かった。2018/01/04

Yoshihiro Takayama

1
「悲観的に準備をし、楽観的に対処する」という話が印象に残りました。

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