内容説明
永遠にひびく心のメロディ。描き下ろし多数の新作絵本。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
楽駿@新潮部
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川崎図書館本。先日、絵本作家さんの講演会があり、拝聴してきた。川崎の工場の姿を見て、いきなり、絵が描きたくなったと言う、なかなか面白い行動をする方で、これまで1冊しか読んでみた事がなかったが、あまりの話の内容の行動力の偉大さに、手に取る事にした。普通、絵本は、話があり、そこの絵を充てる描き方が普通だが、まず絵がありきで、後から文章を合わせていただいた作品だと言う。絵の中では、少女の誕生から成長までを追いかけるつもりで描いたそうだ。文章が詩的で、繊細で、妙に腑に落ちる。とても美しい仕上がり。素敵!2025/02/14
魚京童!
12
読んだ気がしたけど、読んでなかった。本当かな。いつか見た夢、気づかぬ太陽。2020/09/21
kentaro mori
1
●「まばたきの音がして、まるい涙がこぼれおち、ブリキのお皿とスプーンがあいさつをする音がして、おいしいスープがやってきた。スカートをひろげて、こころが音符の階段をかけ降りて、またのぼっていく。どんな時も忘れないでいよう。これはみんな、音楽なのだということを。」●「謝らなくていいのに。きみは、ぼくという時間にまにあった。」●「ひとは、そこにいるだけで魔法だ。つめたい風や雪の日も、テーブルの向こうにいるだけで、春の日向のあたたかさ。」●「ゆめは結ばれるだろう。もしそれが、ほんとうに自分のゆめならば。」2018/06/01