出版社内容情報
フーコー,セールら現代思想に多大な影響を与えているカンギレム学の集大成。科学史の学的位置づけから生物学と医学の概念史的な再構成にいたる,生物学の認識論。
内容説明
バシュラールを師に仰ぎ、フーコー、セールら現代思想に多大な影響を与えている〈カンギレム学〉の集大成。科学史の学的位置づけからコント、ダーウィン、ベルナールらの解釈、更には生物学と医学の史的変遷を概念史的に再構成し、各々の科学に固有な論理や歴史性の明示化を試みた〈生物学の認識論〉。
目次
序論―科学史の対象
1 追憶(コペルニクスの世界の中のヴェサリウスの人間;ガリレイ―業績の意味と人間としての教訓;フォントネル―哲学者にして科学史家)
2 解釈(オーギュスト・コント;チャールズ・ダーウィン;クロード・ベルナール;ガストン・バシュラール)
3 探求(生物学;心理学;医学)