大間違いの織田信長

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大間違いの織田信長

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  • サイズ B6判/ページ数 288p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584138106
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

出版社内容情報

戦後民主主義のヒーローである織田信長。その真実の姿は歪められていた!?権威主義者、働き者、土下座名人、セコイ男…イメージとは違う本当の信長像を知ることで新たな日本史の歴史観が構築される!気鋭の保守の論客、倉山満が挑む新境地!

内容説明

本当に室町幕府を滅ぼしたのか?権威をないがしろにしたのか?革新的な人物だったのか?戦争の天才だったのか?信長像が打ち砕かれる!権威主義者、勝ちきれない男、土下座名人、無類の働きもの、セコイ…etc.人間信長の魅力に迫る!!本書を読めば、あなたも信長になれる。

目次

第1章 織田信長は戦後民主主義の英雄なのである
第2章 君にもなれる織田信長(今こそ学ぼう!兵法経営)
第3章 信長は権威主義者だった(誕生~桶狭間の戦い)
第4章 信長は勝ちきれない男だった(織徳同盟~第一次信長包囲網)
第5章 信長はものすごい働き者だった(信玄上洛~長篠の戦い)
第6章 信長は日本史最高の土下座名人だった(手取川の戦い~天目山の戦い)
第7章 信長はものすごくセコイ男だった(一五八二年の信長)

著者等紹介

倉山満[クラヤマミツル]
1973年、香川県生まれ。憲政史研究家。1996年、中央大学文学部史学科国史学専攻卒業後、同大学院博士前期課程を修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤研究員を務め、2015年まで日本国憲法を教える。2012年、希望日本研究所所長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

厩戸皇子そっくりおじさん・寺

72
見た目以上に面白い本。お薦めする。倉山満の本を初めて読んだ。読友さんが読んでおられて興味は持っていた。右寄りであろうと思うが、思想の左右を問わず見事な歴史講談だと思う。過大評価が甚だしい余り、実像を追求され「大した事ない論」も唱えられる信長。研究者達の成果をきちんと踏まえた上で、天才ではなく働き者の正義漢としての信長を読み解いていく。腑に落ちる信長伝であり、著者特有の批評もある。これは小説では表せない面白さの歴史本である。ビジネス書的側面もある。信長はカリスマではなくキャプテンシーの人。信長が好きになる。2017/11/09

出世八五郎

31
2017年最後の一冊は新しい信長像を知りたい人におすすめできる。信長は第六天魔王ではなく頑張り屋さんであった。明石散人(※胡散臭い人)の著書も読んでいたし帝国陸軍が桶狭間を伝説化させた話は聞いたことがある。それらを知ると信長の魅力がなくなるというと、そうでもない。信長を運が強かった人と片付けることも出来るが、そう貶めるのならば、関連武将に関しても調べ尽くす必要があると思う。小早川隆景の人物評など斬新だ。では、信長をどのように再評価すべきか?人事を尽くして天命を待つ人物だったと思える。それも謙信の死で終了。2017/12/31

南北

28
天才とか超人のように描かれることの多い信長像が「大間違い」であると指摘する本です。天才説の根拠の1つである桶狭間の戦いは単なるマグレに過ぎません。信長を取り上げる真の理由は34歳で尾張と美濃を支配し、以後安泰した余生を過ごせるところを天下布武を掲げて、京都周辺を安定させようとしたことです。これまで多くの作家たちが持ち上げてきた信長像を次々と覆していく内容は興味深く感じました。特に下克上の世の中と言われている戦国時代が実は天皇や将軍の権威を利用する権威主義の時代だったというのは、重要なポイントだと思います。2019/02/03

軍縮地球市民shinshin

20
なかなか面白い。信長研究はこんな感じなんだなと思った。信長天才説は過去のものとなり、信長は権威を最大限利用する、身内に甘い、家臣にも最大限チャンスを与えるなど、意外と人間味あふれる主君だと指摘。そして戦も決して上手くはなく、何度も敗退していると指摘。上杉謙信の方が神がかり的に強いとまで言っている。戦後社会が信長を神格化し、実像から虚像が膨らんだと思う。もっと史実の信長を重視しなければならない。信長より家康の方が気が短くキレやすかったと思う。2017/09/07

hachi18

18
わりと誰もが思っている織田信長の強烈なイメージとはだいぶ異なって書かれていることに驚きます。1つの出来事をそれだけで見るのではなく、そこに至るまでの時系列を含めて見ると 見方はだいぶ変わって新鮮でした。武田信玄、上杉謙信と比較すると戦い上手ではないことも初めて知りました。謙信強すぎです。かみ砕いて書かれているので、とてもわかりやすく読みやすく楽しめます。2017/12/11

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