伝える。―言葉より強い武器はない

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  • サイズ B6判/ページ数 255p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784584134849
  • NDC分類 783.7
  • Cコード C0095

内容説明

戦うためにどう準備すべきか。選手から信頼されるには?自分の意思を伝えるには?人を口説くには?組織を強くするには?手紙、本、金言…、監督・栗山英樹を作り上げた言葉たち。

目次

はじめに 批評家は、いつも対岸を歩いている
第1章 監督ってなんなんだろう
第2章 伝える言葉。伝える感覚。
第3章 パ・リーグ優勝の真実
第4章 日本一に足りなかったこと
第5章 感謝をこめて
第6章 大谷翔平という夢
第7章 戦うためになにを準備すべきか
おわりに プロ野球選手はなんのためにプレーするのか

著者等紹介

栗山英樹[クリヤマヒデキ]
1961年4月26日生まれ。東京都出身。創価高校、東京学芸大学を経て、1984年にドラフト外で内野手としてヤクルト・スワローズに入団。1年目で一軍デビューを果たすと、スイッチヒッター、外野手に転向した2年目には29試合に出場。翌86年には107試合、4本塁打、規定打席不足ながら3割1厘とレギュラー級の活躍をみせる。はじめて規定打席に到達した89年にはゴールデングラブ賞を獲得。1990年のシーズン終了後、ケガや病気が重なり惜しまれながらも引退(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

シュラフ

24
プロ野球選手が現役を引退してすぐに監督・コーチなどの指導者にはならず、解説者などをへて現場復帰するまでを充電期間と呼んでいる。では、野球指導者にとって充電期間はあったほうがよいのかどうか。スポーツ指導者の世界でも大切なのは戦術を徹底するための"言語力"であるとすれば、充電期間はあったほうがよいはずだ。日本ハムの栗山監督はテレビの解説者をへてから現場復帰した。わざわざ「伝える。」と題するこの本を書いたのは、その重要性を確信してのものだろう。充電期間中に学んだ古典の一節が後の監督業の中で生きてくることになる。2016/08/04

しょうじ@創作「熾火」執筆中。

22
図書館本。間もなくタイムアップなので、一旦読了扱いとした。本を読んでいる野球人は初めて知った(←偏見w)。選手に、まずは1人の人間としてどうだということを考えさせていることは、日ハムの強みなのではなかろうか。2016/10/10

katoyann

19
日本ハムファイターズ監督時代の手記。勉強好きで選手思いの監督の人柄が伝わってくる。韓非子や菜根譚のカセットテープをドライブ中に再生するほど古典から何かを学ぼうという姿勢が強い。戦術・采配面で目立った考え方が示されているわけではないが、やはり選手やコーチへの信頼の置き方に特徴があり、人に慕われやすい人物像が見えてくる。とても真面目。気楽に読める。2023/03/29

19
選手としては大成しなかったが、監督として長期政権を築いた栗山さん。1年目にリーグ優勝をして、書かれた本。プロ野球監督のプレッシャーは凄いものなのだな。勝ちよりも日本シリーズの負けから得たものの方が大きい気がした。阿部に打たれたシーンでもノーツーからヒットを打たれた。フォアボールでもいいは「選手もわかっているだろう」が命取りになったとか。明確な意思疎通が大切なのだな。「過程は大事。だが結果が全てだ」勝負の世界は厳しい。2021/11/30

まゆまゆ

19
選手が書いた本をいくつか読んだので監督の本も。改めて、いい監督だなぁと思いました。純粋に、「いい人だ」と。バッティングがいいとか守備が上手いとか、その前にまず「人としてどうなのか」。この考え方が凄いなと思いました。そして、とにかく選手を信じること。こないだのリーグ優勝インタビューでの「僕は何もしてない。選手がここまで連れてきてくれた」という言葉に”ファイターズ野球”の全てがつまっているなと感じました。いよいよ今夜、日本シリーズ第1戦。٩(๑>∀<๑)۶Fight!2016/10/22

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