内容説明
道をたどってゆき、村の出口をぬけてゆき、おとうさんきっとのどがかわいた頃ね…、さくさく歩いてゆくとご神木のよこに立つチャンスン(村の守り神)たちがたずねるよ。「おや、スニちゃん、どこへゆくの」
著者等紹介
ユンクビョン[ユンクビョン]
1943年全羅南道生まれ。ソウル大学哲学科卒業。忠北大学哲学科教授を経て、現在農業に従事する
イテス[イテス]
1961年ソウルに生まれ、京畿道で育つ。弘益大学西洋画科卒業。こどもと自然をテーマにした細密画で支持を得る
小倉紀蔵[オグラキゾウ]
東京都生まれ。東海大学外国語教育センター助教授
黛まどか[マユズミマドカ]
神奈川県生まれ。女性だけの俳句結社「月刊ヘップバーン」代表
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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mntmt
5
春の山村の風景。のどかでいいなぁ。2023/12/01
どら母 学校図書館を考える
1
絵本展にて。暮らしと自然に国境は無いね。2014/10/10
遠い日
1
韓国の絵本の中で大好きな4冊シリーズの1冊。春の畑仕事の忙しさと、のんびりした農村風景、のどかなお使いのようす、贅沢な時間がここにある。気持ちよく働くお百姓たちの姿も、春の空気に染まっている。そんな中で、おかあさんといっしょに歩く野道のそこここで、スニはいろんなものと声なきことばを交わす。そのようすも、心弾む春の日になじんで楽し気。子どもの心の広がりが手に取るようにわかる。美しい絵にわたしも心和む。2013/10/17
遠い日
0
うらうらと陽の照る春の風景。農家のスニのおうちにも花が満開。桃、あんず、ナシ、ケナリの花が色美しく咲き誇る。お百姓たちは、苗代の準備や、畑の土をおこすのに忙しい日。スニとおかあさんは、おじいさんとおとうさんのために峠の向こうまでおやつと飲み物を持って出かける。ちいさな弟はおばあさんと家でお留守番。なんとのどかな春の日のこと。韓国ならではの風物を織りまぜながら、明るく美しい絵に心がほどける本。2008/05/05
さちこ
0
柔らかい感じが良いいなぁ。2012/06/29