東洋文庫<br> 東洋における素朴主義の民族と文明主義の社会

東洋文庫
東洋における素朴主義の民族と文明主義の社会

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  • サイズ B6判/ページ数 329p/高さ 18X12cm
  • 商品コード 9784582805086
  • NDC分類 220
  • Cコード C0122

内容説明

東アジアにおける歴史のあゆみを文明主義(漢民族)と素朴主義(遊牧民族)の相克しあう歴史としてダイナミックに描いた著者会心の作。『東洋的近世』も収録。

目次

東洋における素朴主義の民族と文明主義の社会(古代における文明主義社会の成立;中世における素朴民族の活動;近世における素朴主義社会の理想)
東洋的近世(世界と東洋との交通の概観;中国近世の社会経済;中国近世の政治;東洋近世の国民主義;近世の文化)

感想・レビュー

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壱萬参仟縁

19
素朴なる野蛮人が文明社会に接し、貧者が富裕階級を観察し、青少年が成人社会を目撃したるとき、必然的に欠陥、悪弊の存在するを認めざるを得ぬ(14頁)。素朴性は、野蛮人が文明化する際、最も貴いものを失った(15頁)。文明人に文明主義の教養あれば、素朴人には素朴主義の訓練がある(16頁)。春秋時代は下剋上の時代(36頁)。鉄の古字は銕で、夷狄の用うる金の意(44頁)。戦国時代の秦人は未開野蛮だが素朴純真で、戦士として最適な素質(48頁)。   2014/09/30

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