内容説明
“援助交際”なるオブラートに包み少女売春のもたらす人間荒廃に目を向けない風潮のなかで、売・買春の当事者から親たちまで綿密な取材を重ねた女性記者による“静かなる怒りの書”である。
目次
第1章 供述調書
第2章 取り調べ時間の「見知らぬわが子」
第3章 「少女売春」を解剖する
第4章 もう一つの顔
第5章 娘よ!なぜ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
新橋九段
2
ポケベルが現役の時代なのでいささか古いが、最近書かれた援助交際に関する本と内容が一致するところもあり興味深い。2018/08/08
姫梨
1
売春って言葉は最近聞かないが、昔は社会現象になって問題視されてましたね。売春している人たちの気持ちってどんなんだろ?と思って読み始めました。しかし、お金や絆の問題が深くあり、少女たちの調書があまりにもふつうすぎて泣けてきた。自分の子供がいたとしてこんな形を取らせたくないと思いました。2014/03/02
ひずみさん
1
20080504 タイトルだけ見るとAVタイトルみたいですが、普通の本。高校時代に借りて読んで、個人的に目からウロコになった本なので、最近中古で買いました。どうして少女たちは売春をするのか。実際に売春行為を行っていた・いる少女へのインタビューを通してかかれた本。だからすごいリアル。売春するのはコギャル(注:刊行98年)全てじゃない。売春してる人も好きでやってるのはほとんどいない。高校生であるためにはお金がかかる。普通の女の子だっている。悪いのは彼女だけでなく大人である。といろいろ考え方が変わりました。