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18歳の生存者―JR福知山線事故、被害者大学生の1000日

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  • サイズ B6判/ページ数 214p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784575300284
  • NDC分類 916
  • Cコード C0095

内容説明

JR福知山線事故発生の18時間後に救出された青年の魂の告白。

目次

第1章 閉ざされた十八時間(オーバーラン;倒れる;闇;家族;彼女;声;携帯電話;光;救出)
第2章 集中治療室(“両足切断”;「男前です」;「お母さん、生きとったで」;人工呼吸器;ペアのネックレス;心の看護師)
第3章 絶望からの第一歩(一般病棟;言葉をしゃべれない;携帯メール;変化;リハビリ;声を出した日;自分の足で歩くこと;深夜のナースコール;リハビリからの第一歩;泣く;事故のことを話す;家族とのつながり;挫折)
第4章 別離(恋人との別れ;思い出;事故で亡くなった同級生;ゴール)
第5章 新しい出発(決断;大地の感触;最後のリハビリ;あの電車に乗る;退院;涙の退院ライブ;ひとり暮らし;復学;追悼式;あの日を忘れない;永遠の戦友へ;杖をつきながら)

著者等紹介

山下亮輔[ヤマシタリョウスケ]
1987年兵庫県伊丹市生まれ。両親、3歳年下の妹との4人家族。県立伊丹北高校時代はラグビー部に所属し、副キャプテンを務めた。2005年近畿大学法学部に入学して間もない4月25日、JR福知山線脱線事故に遭遇。マンション地下駐車場に激突した1両目から18時間後に救出される。クラッシュ症候群による両足の壊死、切断の危機を乗り越え、10カ月の入院生活ののち退院。事故の後遺症により、歩行には両足の装具と杖が必要となる。2006年4月、同大学に復学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

55
ずっと読みたかったが図書館には無かったので購入。この事故のニュースはよく覚えていて、彼だったのか別の人だったのかははっきりしないけど、男子大学生が奇跡的に助けられたのも覚えている。なので、助けられた後を知りたかった。ニュースを見ている私たちは、生きて救出された時点でハッピーエンドだと思いがちだけど、本当はその後も地獄のような日々が待ち受けていている。私ならすぐに諦めて、足を切ることを望むかもしれない。山下くんの頑張りはもちろん、周囲の人たちに支えられているのがよくわかる。家族が仲良しなのも伝わってくる。2017/11/23

きさらぎ

50
事故のあった日はずっとニュースを見ていたので、著者の名前は記憶にあった。事故後の1両目の凄惨な状況、救出されてからの1年の苦難の道のり…。活字で見るだけでも胸が痛くなる。絶望感と先の見えないリハビリに耐えた著者の努力に胸を打たれた。2015/10/12

けんとまん1007

27
何と言っていいのだろう。生き残ったこと自体、凄いことなのだが、そのあとのリハビリの凄まじさだ。そこは、我々には見えない部分なので、この本に出合って、いろいろ考えてしまった。そこには、家族、友人・知人、病院関係の人、学校関係の人、そして・・・。もちろん、ご本人が一番なのだが。周囲の人たちの思いも、熱いくらいに伝わってくる。2017/12/02

b☆h

7
著者のひたむきさ、前向きな姿勢に心打たれました。人って希望忘れたらあかんなぁ、って痛感。こんな事故がもう二度と起こらないことを祈ります。2009/09/15

まーにゃ

7
もし自分が同じ状況に陥ったら、著者のように前を向いて生きていけるだろうか...。この本を他の人にも読んでもらいたい。2013/08/18

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