人民元が基軸通貨になる日

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人民元が基軸通貨になる日

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  • サイズ B6判/ページ数 293p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784569707341
  • NDC分類 332.22
  • Cコード C0033

出版社内容情報

通貨を知ることは経済を知ることである。

世界同時不況以降、さらに複雑化する為替を知ることなくして、経済を理解することはできない。グローバル通貨戦争の実態が明らかに。

中国はいま、東南アジアを中心に「人民元通貨圏」の実現に向けて着実に手を打っている。自国の通貨をできるだけ多く流通させることで、国内経済は「デフレ」にならず、海外では圧倒的なプレゼンスを握ることができる。人民元の台頭は、たんなる為替現象ではない。中国の国家的意思の表明である。ひるがえって、日本では「円高がよいか」「円安がよいか」という議論が行われている。しかし、通貨というものを考えるにあたって、もっとも大事な点は「量」である。円の量を増やすと「円安」で力を落としてしまうという考えは、反対に日本の存在をますます希薄にしているだけなのだ。日本経済が抱える最大の問題である「デフレ」もまた、通貨の増加、すなわちインフレ・ターゲット政策を行なうことによって、はじめて脱却することができる。人民元とドル、ユーロ、円の攻防戦をあますところなく考察し、これからのグローバル経済を生きる指針を指し示す一冊である。

●序章 通貨・金融の国家総力戦が始まった 
●第1章 台頭する人民元帝国 
●第2章 中国共産党株式会社 
●第3章 米中通貨100年戦争が始まった 
●第4章 人民元の正体  
●第5章 日本は反攻できるか-デフレ脱出への道 
●第6章 富は創造物語から生まれる 
●第7章 ドル、元、ユーロ、円 
●第8章 世界動乱 
●あとがき

内容説明

デフレ、株安、消費低迷。すべての原因は「通貨」にあった!人民元の台頭、ドル衰退のなかで円の歩むべき未来を示す。

目次

序章 通貨・金融の国家総力戦が始まった
第1章 台頭する人民元帝国
第2章 中国共産党株式会社
第3章 米中通貨100年戦争が始まった
第4章 人民元の正体
第5章 日本は反攻できるか―デフレ脱出への道
第6章 富は創造物語から生まれる
第7章 ドル、元、ユーロ、円
第8章 世界動乱

著者等紹介

田村秀男[タムラヒデオ]
1946年高知県生まれ。70年早稲田大学政治経済学部を卒業、日本経済新聞社に入社。岡山支局、東京本社編集局産業部、経済部を経て、84年ワシントン特派員。88年東京本社編集局経済部次長、91年経済部編集委員。95‐96年米アジア財団(サンフランシスコ)上級研究員。96年香港支局長、99年から編集委員。2006年から産経新聞社特別記者・編集委員を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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ごんちゃん

4
タイトルに魅かれてポチったものの・・・電子化されたのは最近でも、刊行は2010年やんか!!はとぽっぽ政権の頃の世界金融情勢。そんな事もあったなーとしみじみ復習しました。あれから政権も日銀も様変わりし、インフレ目標2%を掲げたものの・・・あきまへんなあ。これからは刊行日をちゃんとチェックしてから本を買おうと反省致しました。2017/07/27

ラララ

1
田村秀男 1946年生れ。早大政経卒、日経新聞入社。2010年、発刊。民主党政権発足間もない頃の世界経済環境の中で、通貨のあり方を問う。2019/02/25

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