出版社内容情報
本能寺の変後、またたく間に四国全土を席巻した長宗我部元親。優れた治世家としても知られる戦国武将に、新たな光を当てた歴史小説。
内容説明
信長・秀吉らと互角に戦い、四国という不利な条件の下で天下とりレースへの夢を燃やし続けた長宗我部元親。武力と知的教養を兼ね備え、領国経営にも画期的な手腕を発揮した武将の全貌。
目次
初陣の花
血戦、本山攻防
土佐平定
天下人の夢
本能寺の変
四国の制覇なる
秀吉との決戦
激突、四国大合戦
戸次川の花
南海の雄
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
MIKETOM
6
西の三傑のうち毛利と島津はまずまず有名だがこの人はイマイチ知られてないんじゃないだろうか。ということで四国の雄・長宗我部元親。この人、戦い方がかなりオーソドックスなのでちょっと意外だった。もっと勇猛果敢な人かと思ってた。降伏してきた敵将や敵兵を寛大に許したりしている。また、常に先を見ながら戦略を立てている。当然と言えば当然なのだが安心して見ていられた。秀吉に攻め込まれたシーンがクライマックス。せっかく四国統一をした直後だというのに結局元の土佐に戻されてしまった。なんか人生虚しくなるね。秀吉に降った後は→2019/05/04
ゆうへい
3
長宗我部元親を知る上では、非常に興味深く読めました。ただ、本当に元親が懐の広い武将だったのかというところに疑問に思いましたが、それなりにまとまっていました。
ちゅうだい
2
あの分国法で有名な長宗我部元親。乱世に生まれながら情に厚い武将ということで特異な人物。もし土佐という田舎にいなければ北条、毛利と同じくらい天下に近い武将になれたんじゃないか、と本を読んでおもう。2012/02/14
らき
1
最後の方は飽きてきてしまった。元親が武力で四国統一をしただけでなく、敵を許すことでもその支配を広げていったことがわかり、元親の懐の広さがわかった。2010/12/04
ホームズ
0
読みにくいし、あまり面白くなかった。2003/09/06