PHP文庫<br> なぜ、今、「学問のすすめ」なのか? - 福沢諭吉の2001年・日本の診断

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なぜ、今、「学問のすすめ」なのか? - 福沢諭吉の2001年・日本の診断

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  • サイズ 文庫判/ページ数 283p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784569565514
  • NDC分類 304
  • Cコード C0131

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おのぴき

2
2周目の読了。再度よく考えさせられた。特に後半部の教育についての章(7章)と情報についての章(8章)は感銘を受けた。8章では、池上彰の「適度な懐疑心」を思い出した。2014/02/15

ぷん。

2
-きっかけ- 簿記の講義中に先生が「学問のすすめで簿記を学びなさい」と書いてあるんだよって言われていたので、本当に書いてあるのか知りたくて読んだ。 ただ、私の読解力だと原作は読めない気がしたので、前学長である加藤寛先生の著作を読んだ。 確かに簿記についての記述もあり、そしてこれから日本はどうしたらいいかを指南されているのかなと思った。もう一度読み直したい。

大先生

1
序章の要約が便利な一冊。学問のすすめを全部読み返すのが手間だなと思うときに、この要約を読めば記憶が蘇ります。約35年前に書かれているので内容が少し古く感じますが、解説も勉強になります。レントシーキングの問題は現代でもいろいろありそうです。公共性は効率性の範囲内において求められなければならない。P96。その通りだと思います。公共性があるから効率性は軽視していいなんてあり得ないはずなんですけど、現実は…。2019/05/24

なつきネコ@中学入学した化け猫

1
私にとって、福沢諭吉は嫌いな歴史人物の一人でした。脱亜入欧や、痩せ我慢設での榎本武揚への批判などや、学歴主義の元凶などと思っましたが。目から鱗。食わず嫌いはよくないと実感。政府を信用せずに一人一人の知性の向上が必要とか。西洋の学問も、必要な時だけ学ぶだけで良いと言う言葉はなかなか響く。福沢諭吉は日本も立派と言うスタンスは、当時では珍しい。さらに高齢化社会の稿はまさに著者が言っていたことが実現している。まさに卓見だな。たしかに食わず嫌いをしていたが、現在に読んで欲しい本だな。2014/10/10

おのぴき

1
現代社会の問題を「学問のすゝめ」に書かれている内容と照らしあわせていく本。序章にの要約があるため、そちらを読んでいない方でも読める。発刊が10年以上前のためデータが古いが、参考になる部分は多々あり。以下名言→・政府が国民を裏切るのは、それは国民がそれを判断し見極めるだけの知識を情報をもたないからである(74)・精神の独立のない者に自立などありうるはずがない(176)・国連とさえ言えば、絶対至上であると思うのは、現実と理想との混合である(178)・学問をして民度を高めることが先決(264) 2012/05/15

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